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「With Your Destiny II」現役プレイヤー達とGMツトム氏が,和やかに激論(?)。「WYDリアル座談会」レポート
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印刷2006/12/04 14:30

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「With Your Destiny II」現役プレイヤー達とGMツトム氏が,和やかに激論(?)。「WYDリアル座談会」レポート

当日の集合場所のJR秋葉原駅では,GMツトム氏自ら目印に。先日のインタビュー記事で顔を覚えてきた参加者も多かったようで,みんなすぐ分かったという(まぁそうでなくとも,十分目立っていたが)
 ハンビットユビキタスエンターテインメント(HUE)は12月2日,MMORPG「With Your Destiny II」(以下,WYD2)のプレイヤーを招き,東京・千代田区のKKRホテル東京で「WYDリアル座談会」を開催した。このイベントは,同社のGMチームリーダーの唐津努(GMツトム)氏を囲んで,WYD2の現状や今後について会食をしながら忌憚なく語り合おうと企画されたものだ。
 参加したのは,事前に公式サイトで行われた募集に応じて,WYD2に対する熱い思いを投稿した7名のプレイヤー。ゲーム中で名を馳せるギルドマスターや有名ギルドのメンバー,高レベルの女性プレイヤー,そして毎日一緒にプレイしている親子など,実にバリエーションに富んでおり,WYD2が幅広い層から支持されていることをうかがわせた。

 親子での参加者は,小学生のお子さんがWYD2をプレイしているのを見て,親御さんもプレイし始めたという。最初は様子見程度のつもりだった親御さんだが,今では7年以上も続けていた別のMMORPGから乗り換え,すっかりWYD2にハマってしまったそうだ。
 また,そのほかの参加者の中には,今回の座談会以前にオフラインで顔合わせを済ませて知り合いになっていた人達もおり,さまざまな形でプレイヤー間の交流が盛んであることを物語っていた。

 座談会開始直後は,当然のことながら,初めてリアルで対面するGMツトム氏本人に,プレイヤーの話題が集中した。参加者達から「ツトム,ツトム」とフランクに話しかけられ少々照れながら応答するGMツトム氏だったが,そんな彼に対して「もっとゲーム内と同じ口調でしゃべってよ」というリクエストまで飛び出した。
 というのもGMツトム氏は,攻城戦の最中に突如出現し,近寄ってきたプレイヤーをPKしたり,闘技場で勝負を挑んできたプレイヤーを容赦なく叩きのめして「お前,長いことプレイしてるのに大したことないなあ」と発言したりと,GMらしからぬ非道な言動で人気(?)を博しているからだ。なお,GMツトム氏のPKによりゲーム内で具体的な損害が生じた場合には,後日補填される可能性もある。もし,マウント(ペット兼乗り物)の寿命が縮んだなどの被害を受けたら,きちんと申告しておこう。

老若男女(老はいないけど)揃った参加者の面々。顔出しは快諾してくれたが,プライバシー保護のため,どの人物がどのキャラクターで,とまで細かく説明するのはご勘弁を。その代わり参加者リストは載せておこう。すべてキャラ名で,HOTDOGさん,★はやと★さん,マーチさん,SWCMさん,かおかおさん,†ちょこ猫†さん,メロリンQさんの7名(順不同)。ちなみに左の写真の奥(料理に手を伸ばしている人)は,HUEのジャン・ウジン氏


■新規プレイヤー獲得のために
■運営とプレイヤーそれぞれにできることとは?


GMツトム氏だけでは不安だったのか(?),HUEマーケティングチームの岡澤知行氏(右)と広報担当の山本潤氏(左)も同席。話題がそれそうになると口を挟み,うまくWYDの話に戻るよう誘導していた
 やがて話題は,「日本VS 韓国 最強WYD 決定戦 -Japan VS Korea Official WYD Tournament 2007-」関連記事)に移行。このイベントについては,つい先日発表されたばかりということもあり,日韓でのプレイスタイルの違いやキャラクター育成の傾向などについて,各々が活発に意見を述べ合っていた。
 関連してプレイヤー側から,「日本VS 韓国 最強WYD 決定戦」のような一時的かつ特殊な環境ではなく,恒常的に韓国とサーバーを共有できないだろうかという提案も上がった。解決しなければならない問題は数多くありそうだが,WYD2は韓国で10万人以上もの登録者数を誇るだけに,もし実現すればプレイヤー同士の交流も活発になるというわけである。

 こうした提案が上がってきたのは,WYD2の接続者が日々減少しているのではないかという懸念をプレイヤー側が抱いているからだ。さらにプレイヤー側は,同社が運営する「グラナド・エスパダ」「ネオスチーム」と比較して,WYD2は広告宣伝などの露出が少ないのではないかという疑念を提示した。加えて,「低スペックPCやノートPCでも十分にプレイできる」「ギルド戦や攻城戦など,さまざまな対人戦が手軽に楽しめる」といった長所を,もっとアピールして積極的な新規プレイヤー獲得を図るべきではないかと指摘する。
 これに対してGMツトム氏は,個人商店の数が減っているためにあたかもプレイヤーが減少しているかのように見えるが,日々の接続者数は安定していると説明。またHUE広報の山本氏によれば,すでに広告についてさまざまな検討をしているというので,今後の展開に期待しよう。

 一方,新規プレイヤーが入ってきても,WYD2に定着するかどうかは既存のプレイヤーの対応によるところが大きいという意見もあった。とくにWYD2では,レベル256まではソロプレイでも比較的容易にレベリングできるが,以降はパーティプレイやゲーム内での情報交換が重要になる。またWYD2のウリである対人戦に参加するためにも,ギルドに所属するのが望ましい。
 しかしせっかくレベル256になっても,自分に合ったギルドが見つからずにそのままやめてしまうケースも少なくないという。
 こうしたケースを避けるためには,各ギルドが新規プレイヤーに親しみやすいような雰囲気を作り,気軽に加入できるように努力すべきだろうという意見が上がっていた。

基本的には非常に和やかに進んだが,時には議論が白熱することも


■レベル256以上のレベリングには課金アイテム必須?

 また,レベル256以上のレベリングについては事実上,課金アイテムを使った通称「箱スク」と呼ばれる方法しかないのは問題があるとの指摘もあった。この方法は,120分間獲得経験値が2倍になる「祝福の箱」と,モンスター1体当たりの獲得経験値が通常フィールドの数倍である特別エリアに入るための「ウォータースクロール」を併用するもの。パーティメンバー全員に効果が及ぶため,ギルドメンバー同士で13人のフルパーティを組み,120分1セットで行うのが最も効率的だ。
 しかしこの方法は,1セット当たりに大量のウォータースクロールを必要とするうえに,レベル300以上を目指すには幾度となく繰り返さなければならず,プレイヤー一人当たりの金銭負担がかなり大きくなる。そのため,学生など金銭的な自由の少ないプレイヤーにとっては必然的にハードルが高くなってしまうのだ。

 この問題に関しては,現状でも一部のダンジョンに配置されているモンスターが極めて低確率でウォータースクロールをドロップするので,そのドロップ率をもう少し上げればいいのではないかという意見が上がった。そうすれば金銭的余裕のないプレイヤーは時間をかけて狩りをしながらスクロールを集めればいいし,それが面倒だという人はお金を出して買えばいいということだ。
 加えて,レベル256以上のプレイヤーに向けた(箱スクほどではなくとも)経験値効率の良い狩り場を作ってほしいという要望も上がった。これは金銭負担を減らしたいという理由だけでなく,箱スク一択ではすぐに飽きが来てしまうという現状を踏まえた当然のものだろう。

 こうした課金アイテムや追加の狩り場に関しては,座談会という場で即座に回答が出せる問題ではないが,すでにHUEはWYD2に関して日本独自の調整を行っていくと発表している。この座談会での要望が今後に生かされることに期待しよう。

最初から最後まで,とにかく笑っていた印象のあるGMツトム氏。この明るい性格なら,プレイヤー達に人気があるのもうなずけるというもの。ちなみにこの後,深夜1:00AMあたりまで二次会につきあったという


■日韓戦以外にも年末年始はイベント目白押し?

最初に“ビンゴ”となったのは,唯一の女性参加者。彼女にお見事と言うべきか,数字を出したGMツトム氏にお見事と言うべきか
 座談会終盤は,GMツトム氏によるビンゴ大会が開催された。景品はゲーム内のアイテム各種。詳細は割愛するが,今回の座談会に参加できなかった人達のために,ゲーム内バランスを崩すような強力なアイテムは一切なかったとだけ伝えておこう。

 さて座談会の最後はHUEスタッフによる挨拶。GMツトム氏は,「PK可能フィールドで(GMツトム氏に)会ったら,PKするかもしれないので気をつけてください」と冗談とも本気ともつかない言葉で,参加者全員を笑わせた。しかし,ほかのスタッフによる真面目な挨拶を聞いて「僕もかっこいいこと言わないと」と,「これから年末にかけて,イベント目白押しなので楽しみに待っていてください」と未発表の件に触れてしまう。これは聞き逃すわけにはいかないと,我々4Gamerは広報の山本氏に詰め寄るが,すべては近日発表予定とのことで,詳細はまだ教えてもらえないまま,座談会は幕を閉じた。

左:写真では分かりにくいだろうが,さすが親子というべきか,この二人は同時にリーチとなり,なんとビンゴとなる番号(11)も同じだった 中央:番号の抽選および読み上げは,GMツトム氏の仕事 当然だが,女性や子供に甘いといった不正はなかったので,ご安心を(?) 右:中には当然,まるっきりついていない人もいる。ここまで穴を開けながらも,ビンゴになるのに,この後まだしばらく時間がかかった


参加者達が,参加できなかった知人プレイヤーに電話をかけ,GMツトム氏と話をさせる……という場面が,実に15分程度も続いた。携帯電話でプレイヤーと話すGMの姿を載せるのは,4Gamerでも初めてではないだろうか
 とまあ,少々固めの内容を中心にお伝えしたが,実際の座談会はGMツトム氏を中心に終始笑いの絶えない楽しいものだった。参加したプレイヤーの面々もただ笑っているばかりでなく,WYD2の現状と今後について実に真剣な態度で意見を交わしあい,真摯な態度で臨んでいた。途中,参加者にかかってきた(座談会に参加していない)ほかのプレイヤーからの携帯電話に,GMツトム氏が受け答えしたりといったハプニングもあり,先日掲載されたGMツトム氏のインタビューにもあったとおり,まさに「アットホーム」な雰囲気だったといえる。

 今回の座談会は,MMORPGとは運営とプレイヤーが互いに協力し合って作っていくもの,より良くしていくものという大前提を再認識させる模範的な内容だったのではないだろうか。あとはそうした内容が,年末年始のイベントやそれ以降のWYD2でどのように反映されていくのか,HUEのお手並み拝見といったところだ。(ライター:大陸新秩序)

  • 関連タイトル:

    WYD: EPISODE II

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