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FPSゲーマー向けマウス新製品「Razer Basilisk」の実機をチェック。スクロールホイールの抵抗を変えられる機能はかなり便利かも
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印刷2017/09/06 20:48

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FPSゲーマー向けマウス新製品「Razer Basilisk」の実機をチェック。スクロールホイールの抵抗を変えられる機能はかなり便利かも

IFA 2017会場のRazerブース
画像集 No.002のサムネイル画像 / FPSゲーマー向けマウス新製品「Razer Basilisk」の実機をチェック。スクロールホイールの抵抗を変えられる機能はかなり便利かも
 Razerは,家電見本市「IFA 2017」の開幕に合わせる形で,FPSゲーマー向けとするワイヤードマウス新製品「Razer Basilisk」(レイザー バシリスク,以下 Basilisk)を発表済みだが(関連記事),会場内の同社ブースでは,その実機に早速触れることができた。

Basilisk
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 Basiliskは,Razerが第5世代とする光学センサーを搭載した,右手専用形状のマウスだ。
 左右メインボタン部が接地面から高いデザインは,同じ右手用マウスであるRazer DeathAdderシリーズと共通ながら,似ているのはそれくらい。手前側(=後方)はBasiliskのほうがずいぶんと丸みを帯び,さらに本体左側面が接地面へ向かってスカート状に広がっていくデザインは,これまでのRazer製マウスにないものと言っていいのではなかろうか。

本体左側面で底面に向かってスカートが広がっていくデザインは,他社製だとよく見られるものの,Razer製マウスとしてはレアだ。ちなみに滑り止めのデザインはRazer Lanceheadシリーズのそれとよく似ている
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 一方の本体右側面はすっきりして,こちらは何と言うか,Razerのマウスっぽい。

本体右側面もRazer Lanceheadシリーズ風の滑り止めラバーシートで覆ってある
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 さて,発表時のニュース記事でもお伝えしているとおり,RazerはBasiliskで,スクロールホイール回転の抵抗を変更できる機能と,着脱&交換に対応する左側面の追加ボタン「DPI clutch」を大きくアピールしている。
 そのうち前者,ホイール回転の抵抗は,本体底面の奥側(=ケーブルの付け根側)マウスソールに近いダイヤルで,アナログ的に調整が可能だ。

Basiliskの底面。光学センサー用の孔と写真上側に見えるソールに挟まれたところのダイヤルがホイール回転の抵抗値調整用だ。なお,写真でセンサー用の孔の右に見えるボタンはマウス内のフラッシュメモリへ保存したプロファイルを切り換えるためのもので,その上のLEDは「どのプロファイルが選択されているか」を示すインジケータである
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ダイヤル部分を拡大してみたカット
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 ダイヤルの近くには,「Resistance」「+」「−」という印刷があり,これに従ってプラス方向にダイヤルを回せば抵抗が大きく,マイナス方向へ回せば抵抗が小さくなる。担当者が不在だったので,100%正しいことは保証できないと断ったうえで続けると,抵抗は無段階で変わり,かつプラス方向へいくら回してもホイールがロックされることはなく,またマイナス方向へいくら回しても抵抗がゼロになることはなかった。

 体感レベルで話をすると,軽々と転がせる状態から,転がそうとすると指に抵抗を感じるレベルまで,抵抗を調整できる範囲は思った以上に広かった印象だ。抵抗を小さくするメリットは,ぱっとは思いつかないのだが,ホイールの回転にボタン入力を割り当てる場合だと,抵抗を大きくして連打が入らなくなるようにできるのは便利だろう。

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 Basiliskが持つ特徴,もう1つのDPI cluchは,奥側の左サイドボタンより少し手前の下寄りに付いている。とっさに押すのが難しい位置ではあるものの,少なくとも,標準の長いボタンなら,押しにくさは感じなかった。
 なら,発表時に存在が明らかになっていた小さいボタンはどうかという話に当然なると思うが,残念ながら会場の展示機には小さいボタンも,ボタンを無効化するためのカバーもなく,これらは試すことができていない。

DPI clutchボタンは,左サイドボタンよりも前に付いている。標準のボタン形状は前後に長いタイプで,少なくとも押しにくさは感じない
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 なお,DPI clutchボタンとはいうものの,機能割り当てはRazerの統合設定ソフトウェアである「Razer Synapse」で変更可能なので,標準の「押している間だけセンサー感度を下げる機能」以外の機能を割り当てることも可能だ。

こちらはDPI clutchボタンを外したところ。着脱は簡単に行えた
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Synapse 3でBasiliskのボタンカスタマイズ画面「CUSTOMIZE」を開いた状態。DPI clutchボタンには標準で,「Sensitivity Clutch」という呼び名の機能が割り当てられていた
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 ちなみに会場のデモPCには,現在βテスト中の新世代設定ソフトである「Razer Synapse 3」(以下,Synapse 3)が入っていたので確認してみたところ,Basiliskでは,各ボタンやホイールのうち,左メインボタンを除く計9個をカスタマイズできるようだった。

 右や下に並べた写真を見てもらうと分かるように,Synapse 3は,黒を基調とした従来までのRazer Synapseとは見た目ががらっと変わり,Windowsのストアアプリ風デザインになった。ゲーマー向けっぽくない印象もあるが,ゲーマー向け製品メーカー大手としては,これくらい垢抜けたデザインのほうがいいのかもしれない。

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「PERFORMANCE」タブを開いたところ。DPI切り替えボタンに割り当てるトラッキング解像度の数値を1刻みで指定したり,USBポーリングレートを125/500/1000Hzから選んだりできる
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マウスパッドに合わせたサーフェスキャリブレーションを行う設定画面。Razer製マウスパッドを選択するか,「LIFTOFF RANGE」欄のスライダーを動かすかで出力を最適化可能
ちなみにこちらがSynapse 3のトップ画面。上に並ぶメニューか,中央ペインに並ぶボタンから,各機能へアクセスする。先に掲載したBasiliskの設定画面は,メニュー欄の「MOUSE」か,「DEVICES」ボタンをクリックすると遷移する仕組みだった
画像集 No.011のサムネイル画像 / FPSゲーマー向けマウス新製品「Razer Basilisk」の実機をチェック。スクロールホイールの抵抗を変えられる機能はかなり便利かも

 とくに大きく変わったのが,Razer Chroma(以下,Chroma)のカスタマイズ画面だ。「STUDIO」と呼ばれるこの設定画面では,中央ペインにデバイスのシルエットを表示して,色を付けたり変えたりしたい部分をクリックし,左ペインで発光パターンを,右ペインで発光パターンの詳細や色を選択する仕組みとなっていた。
 面白いのは,デバイスのシルエット上で左ドラッグすれば,光る部分をまとめて範囲選択できること。複数の発光部分に同じ設定を適用したい場合,範囲選択でまとめて選べるようになったわけだ。

Chromaのカスタマイズ画面であるSTUDIO。写真は範囲選択をしている最中で,複数部分をこれで囲めば,囲んだ範囲をまとめて同じ色やパターンにできる
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 現状では,Synapse 3が対応するデバイスが少ないので,誰でも試せるようなものではないが,正式版が登場すれば,なかなか便利に使えるソフトウェアとなりそうな予感があった。

RazerのBasilisk製品情報ページ(英語)

RazerのSynapse 3製品情報ページ(英語)

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