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Razer,アクションRPG&DotA系向けを謳う「Naga Hex」を3月発売。六角形のサイドボタンを6個搭載
オリジナルのRazer Nagaは,左側面に12個のサイドボタンを有することで知られる製品だ。電卓のように3×4で配置されたボタンに,MMORPGにおけるショートカットを割り当てられることから,「MMO向け」とアピールされている。
一方,今回発表されたRazer Naga Hexは,「Hex」(ヘックス)の名のとおり,六角形のボタンが6個,リング状に配されているのが特徴だ。親指をこのリングの真ん中に置いてマウスを握ることで,それぞれのボタンにアクセスしやすくなるよう設計されている。リング中央部分は高さを3段階に調整可能で,使用者に合ったポジションで6個のボタンを押し分けられるとのこと。また,押したことがはっきり分かるように,6個のボタンにはメカニカルスイッチが採用されているという。
基本的に,これまでのRazer Nagaよりも「いかに素早く正確にサイドボタンを使えるか」という点に特化しているように見えるが,それもそのはず。Razer USAによれば,本製品はMMORPG向けではなく,「アクションRPGとMOBA向け(Multi-Online Battle Arena,いわゆる“DotA系”)」なのだそうだ。とっさにボタンを押すシーンに対応するため,ボタン数を減らしてでも押しやすさを重視したというわけである。
ちなみに,サイドボタン以外のボタン構成は「Razer Naga Epic」と同じタイプで,Razer Nagaに搭載されていた左メイン脇の2つのボタンが廃されており,代わりにスクロールホイール手前に2つのボタンが新設されている。ただ,Razer Naga Epicの特徴だったワイヤレス&ワイヤードの両対応は受け継がれておらず,Razer Naga Hexはワイヤード接続のみ対応となる。
そしてもう1つ,「Razer Synapse 2.0」に対応していることも,トピックの1つといえよう。Razer Synapse 2.0は北米時間の1月10日に公開されたソフトウェアで,クラウド技術を利用してRazer製周辺機器のプロファイルを保存し,別の場所からそのプロファイルをダウンロードできる,というのがウリだ。Razer USAは,トーナメントや自宅,職場など,異なる環境でも同じ設定で周辺機器を利用できると謳っている。
もともと,Razer Synapse 2.0にはRazer Nagaや「Star Wars: The Old Republic」とのタイアップマウスやキーボード,ノートPC「Razer Blade」が対応するとされていたが,ここにRazer Naga Hexも新たに追加されたようだ。
●Razer Naga Hexの主なスペック
- 基本仕様:レーザーセンサー搭載ワイヤードタイプ
- ボタン:左右メイン,センタークリック機能付きスクロールホイール,ホイール手前×2,左サイド×6
- トラッキング速度:未公開
- 最大加速度:未公開
- 画像処理能力:未公開
- フレームレート:未公開
- トラッキング解像度:最大5600DPI
- レポートレート:1000Hz
- リフトオフディスタンス:未公開
- データ転送フォーマット:未公開
- 本体サイズ:70(W)×81(D)×46(H)mm
- 重量:134g(ケーブル重量を含むかは未公開)
- マウスソール:未公開
- ケーブル長:未公開
- 対応OS:Windows 7/Vista/XP
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