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AMD,約4か月ぶりの公式最新版ドライバ「Catalyst 14.4」公開。公開候補版より新しいバージョンに
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印刷2014/05/01 15:05

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AMD,約4か月ぶりの公式最新版ドライバ「Catalyst 14.4」公開。公開候補版より新しいバージョンに

 事情により記事の掲載が遅れたが,北米時間2014年4月25日,AMDは,同社製GPUおよびAPU,チップセットに対応するドライバスイートの公式最新版「Catalyst 14.4」を公開した。2013年12月の「Catalyst 13.12」以来,約4か月ぶりのアップデートとなる。

 というわけで,入手したい人は下に示したリンクからどうぞ。なお,下のリストからも分かるように,日本時間5月1日時点で,Windows Vista用のデスクトップPC向けCatalyst 14.4はリリースされていないが,「Catalyst 13.9」がリリースされたときにも紹介したように,AMDは,後からしれっとドライバを公開することがあるので,この点はご注意を。Microsoftのサポートが終わったWindows XP用にもドライバが用意されている以上,Windows Vista用が出ないというのはちょっと考えにくいものの,原稿執筆時点ではこういう状況だ。
 もう1つ,これまではノートPC向けだと「ドライバのインストール対象かどうかを確認し,対象であればダウンロードを開始する」というツールが用意されていたのだが,今回はドライバのインストーラがそのまま公開されている。もっとも,現時点ではこのインストーラがデスクトップ版と同じ挙動なのかは分からない。

32bit版Windows 8.x・7用Catalyst 14.4(202MB)
64bit版Windows 8.x・7用Catalyst 14.4(256MB)

Windows XP用Catalyst 14.4(179MB)

32bit版Windows 8.x・7用Catalyst Mobility 14.4(204MB)
64bit版Windows 8.x・7用Catalyst Mobility 14.4(259MB)

32/64bit版Windows 8.x&7用Catalyst 14.4チップセットドライバ(53MB)

4Gamerの最新ドライバリンクページ

 「Display Driver」のバージョンは14.100.0.0000(1404221723-14.10.1006-140417a-171099C)で,北米時間4月21日に公開された公開候補版「Catalyst 14.4 Release Candidate」の同14.100.0.0000(1404161741-14.10-140415a-170730E.2)と比べると,若干新しくなっている。
 本稿の最後に箇条書きでまとめたとおり,公表されているアップデート内容は公開候補版から変わっていないのだが,「単純に正式版へ昇格した」のではなく,内部的には何らかの修正が入ったようだ。

 いずれにせよ,WHQL版しか導入しないというポリシーの人はもちろんのこと,公開候補版を導入済みの人にとっても,今回のCatalyst 14.4は意味のあるアップデートとなりそうである。ドライバの導入は自己責任となるが,対象のRadeonやAPUを使っているなら,導入しておいたほうがいいだろう。


●Catalyst 14.4の対応製品
  • Radeon R9 290・280・270シリーズ
  • Radeon R7 260・250・240シリーズ
  • Radeon HD 7900・7800・7700シリーズ
  • Radeon HD 6000シリーズ
  • ATI Radeon HD 5000シリーズ
  • Radeon HD 8000Mシリーズ
  • Radeon HD 7000Mシリーズ
  • Radeon HD 6000Mシリーズ
  • ATI Mobility Radeon HD 5000Mシリーズ

※本ドライバのリリース後に登場したノートPCと,東芝製およびソニー製,パナソニック製ノートPCは対象外


●Catalyst 14.4における性能向上
(※Release Candidateから変更なし)
  • 3&4-way CrossFire構成時に,「Far Cry 3」を高品質,高解像度設定にしたときの性能を引き上げ(※引き上げ率は明らかになっていない。原文は「Far Cry 3 - 3 and 4 GPU performance improvements at high quality settings, high resolution settings」)
  • CrossFire構成時に「ANNO 2070」で最大34%
  • CrossFire構成時に「Metro: Last Light」で最大10%


●Catalyst 14.4の新要素
(※Release Candidateから変更なし)
・GPU新規対応
  • Radeon R9 295X2のサポート追加

・Frame Pacingの拡張
  • CrossFire構成時の「Crysis 3」に向けたFrame Pacingの改善

・OpenGL 4.4フル対応
  • OpenGL Extention「ARB_buffer_storage」「ARB_enhanced_layouts」「ARB_query_buffer_object」「ARB_clear_texture」「ARB_texture_mirror_clamp_to_edge」「ARB_texture_stencil8」「ARB_vertex_type_10f_11f_11f_rev」「ARB_multi_bind」「ARB_bindless_texture」「ARB_spare_texture」「ARB_seamless_cubemap_per_texture」「ARB_indirect_parameters」「ARB_compute_variable_group_size」「ARB_shader_draw_parameters」「ARB_shader_group_vote」をサポート


●Catalyst 14.4で解決した問題
(※Release Candidateから変更なし)
  • CrossFire構成時に「Titanfall」で画面がちらつく問題
  • CrossFire構成で,4KディスプレイのEyefinity 3x1接続を行ったときに,アプリケーションの一部が表示されない問題
  • CrossFir構成で,中程度の解像度に設定したEyefinity接続時に,Vsyncを有効化すると,画面がカクつく問題
  • Mantle版「Battlefield 4」で,[Alt]+[Tab]キーによるタスク切り替えを行うと,性能が低下する問題
  • Kaveri版A10搭載環境で「rotated SLS resolution」を設定し,Mantle版Battlefield 4をプレイすると,ぼやけた画面になる問題(※「rotated SLS resolution」が何を示すのかは不明。字面からすると,ディスプレイを回転させて,特殊な解像度にしたときのような,特殊な状況を指しているようにも思われるが,確証はない。原文は「BattleField 4: Fuzzy images when playing in rotated SLS resolution with an A10 Kaveri system」)
  • 関連タイトル:

    AMD Software

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