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ゲーム関連の拡張やバグ修正が目立つ「Catalyst 12.4」リリース。Windows XP環境でのHD 7000シリーズ対応も
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印刷2012/04/26 12:31

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ゲーム関連の拡張やバグ修正が目立つ「Catalyst 12.4」リリース。Windows XP環境でのHD 7000シリーズ対応も

 北米時間2012年4月25日,AMDのGPUおよびAPU,チップセットに対応するドライバスイートの最新版「Catalyst 12.4」が公開となった。「Display Driver」のバージョンは8.961(1204171337-8.961-120405a-137224C-ATI)で,「Catalyst 12.3」の同8.951からは0.01の引き上げとなっている。
 すぐに入手したい人は,下に示したリンクを利用してほしい。

32bit版Windows 7&Vista用Catalyst 12.4(110.4MB)
64bit版Windows 7&Vista用Catalyst 12.4(153.2MB)
Windows XP用Catalyst 12.4(101.5MB)

32bit版Windows 7&Vista用Catalyst Mobility 12.4(0.9MB)
64bit版Windows 7&Vista用Catalyst Mobility 12.4(1.1MB)

4Gamer最新ドライバリンクページ

 さて,そんな“Catalyst 2012年4月号”だが,注目したいのは,アンチエイリアシングやテクスチャフィルタリングの品質&性能改善が入っていることだ。また,Catalyst 12.3で対応が宣言されたものの,修正し切れていなかった「The Elder Scrolls V: Skyrim」における画面表示異常への再対処など,ゲーム関連の致命的な不具合が多く潰されているのもトピックといえる。
 また,Windows XP環境でRadeon HD 7900・7800・7700シリーズを利用できるようになったというのは,Windows XPを使い続けている人にとって朗報だろう。

 ドライバの更新作業は自己責任となるものの,対応製品を使っているゲーマーなら,試してみる価値があるのではなかろうか。


●Catalyst 12.4の対応製品
  • デスクトップPC向けRadeon HD 7000シリーズ
  • デスクトップPC向けRadeon HD 6000〜2000シリーズ
  • ノートPC向けRadeon HD 6900M・6800・6300MおよびATI Mobility Radeon HD 5000〜2000シリーズ
  • Fusion APU A・E&Cシリーズ
  • AMD 7〜9世代のデスクトップPC向けチップセット(※AMD 740Gを除く)
  • 「ATI PowerXpress」対応のノートPC用チップセット


●Catalyst 12.4の新要素
・Radeon HD 7900・7800・7700シリーズ新規対応(Windows XP)
  • 32/64bit版Windows XPでSouthern Islands世代のGPUが利用可能に

・Super Sampling Anti-AliasingのLevel of Detail画質向上(Windows 7&Vista)
  • Radeond HD 7000シリーズ搭載環境で,Catalyst Control Center(以下,CCC)からSuper Sampling Anti-Aliasing(SSAA)およびAdaptive Anti-Aliacing(Adaptive AA)を有効化すると,DirectX 11&10世代のアプリケーションでLevel of Detail(LoD)の画質が向上(※具体的な内容は明らかになっていない)
  • DirectX 11&10世代のアプリケーションはCCCからの強制アンチエイリアシング適用に対応していないため,利用にはゲームアプリケーション側がアンチエイリアシングをサポートしている必要がある

・Morphological Anti-Aliasing適用時の性能向上
  • Radeon HD 7000・6000・5000シリーズ搭載環境でMorphological Anti-Aliasing(MLAA)が従来のCatalyst比で80%高速に動作

・テクスチャフィルタリング品質の向上
  • Radeon HD 7000シリーズ搭載環境でDirectX 11・10・9に向けたテクスチャフィルタリングアルゴリズムを改善。性能を落とすことなくテクスチャ描画品質を向上させた(※具体的な内容は明らかになっていない)


●Catalyst 12.4で解決した問題(Windows 7)
  • シングルGPU搭載環境でCatalyst 12.3のApplication Profiles 1(CAP1)以降を導入すると「The Elder Scrolls V: Skyrim」でアプリケーションがハングする問題
  • 「The Elder Scrolls V: Skyrim」で画面内に四角いオブジェクトがちらつく問題
  • タスク切り替えを行うと,「Rage」でVsyncが無効化される問題
  • 「Enemy Territory: Quake Wars」で「High Performance」モードを選択するとアプリケーションがクラッシュする問題
  • 特定のCCC設定時に「S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Pripyat」で画面がちらつく問題(※「特定のCCC設定」の詳細は明らかになっていない。原文は「Stalker ? Call of Pripyat: flickering is no longer observed in trees with specific Catalyst Control Center settings.」)
  • 「Tom Clancy's H.A.W.X. 2」がゲームの起動時にクラッシュする問題
  • 「Eyefinity」と「High Performance」モードを有効化した状態でWindows Media Cenerを起動するとWindows Media Centerがクラッシュする問題(※「『High Performance』モード」が何を指すのか分からない。原文は「Windows Media Center: no longer crashes when run in Eyefinity mode and High Performance mode settings.」)
  • AMD Steady VideoのInternet Explorer 9向けプラグインを有効にするとエラーメッセージが表示される問題
  • ディスプレイのミラーリングと画面表示がおかしくなることのある問題
  • 3x1もしくは1x3のEyefinity構成時に3画面めでティアリング(テアリング)が発生する問題
  • 4画面構成時にCrossFireXを有効化するとシステムがクラッシュする問題
  • 「Advanced Video Quality」設定がCCCで正常に表示されない問題


●Catalyst 12.4で解決した問題(Windows Vista)
  • 「WinDVD」からBlu-ray Discのビデオを再生しているときにCCCを開くと,CCCが正常に描画されない問題


●Catalyst 12.4で解決した問題(Windows XP)
  • 「DiRT 3」でゲーム側のグラフィックス設定を最高にするとシステムがハングする問題
  • 「Dragon Age II」で画面表示がおかしくなる問題


●ノートPC向けCatalyst 12.4の制限事項
  • 本バージョンのリリース後に発表されたノートPCは非対応
  • Switchable Graphicsが有効なノートPCは非対応
  • 東芝製ノートPC,ソニー製「VAIO」シリーズのノートPC,パナソニック製ノートPCは非対応(※従来同様,ドライバはPCメーカーから提供される)
  • 関連タイトル:

    AMD Software

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