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GeForce DriverのWindows 8.x/7対応がVersion 471.96で終了
Release 470世代のWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版となるGeForce 471.96 Driverは,以前に発表されたとおり,Windows 8.x/7に対応する最後のバージョンとなるドライバだ。
GeForce Driverとしては珍しく対応ゲームタイトルや最適化タイトルが謳われておらず,リリースノート上は,G-SYNC Compatible Displayの追加やいくつかの不具合修正など,緊急性がさほど高くない変更が行われているだけである。つまり,GeForce 471.96 Driverは,Windows 8.x/7ユーザーに対して最後のドライバソフトを提供することを目的として,リリースされたドライバと思われる。
ただ,意味があるのかは不明だが,1つ前のバージョンである「GeForce 471.68 Driver」のリリースノートと比較したところ,「Existing Support」欄にある「DirectX 12」の右側に,「Windows 11」が追加されていた。GeForce DriverはこれまでもWindows 11で利用できていたので,GeForce 471.96 Driverから特別に対応したということはないと思うが,わざわざ言及していることから,新Windowsへの対応を本格化させているのかもしれない。
なお,本稿執筆時点ではGeForce GTX 10シリーズ以前のGeForce用Windows 7ドライバは,Standard版ドライバと同様に,NVIDIA公式ダウンロードページの「ベータドライバ&過去のドライバ」から検索する必要がある。
ドライバのアップデートが自己責任となる点は理解してもらったうえで,すぐにでも入手したい人は,以下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してほしい。
→64bit版Windows 10/11用GeForce 471.96 Driver(720.56MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/180336/jp
→64bit版Windows 10/11用GeForce 471.96 Driver(698.59MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/180300/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10/11用GeForce 471.96 Driver(720.56MB,DCH)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/180354/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 10/11用GeForce 471.96 Driver(698.59MB,Standard)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/180318/jp
→GeForce RTX 30/20シリーズ,およびGTX 16シリーズ向け64bit版Windows 7用GeForce 471.96 Driver(605.3MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/180228/jp
→GeForce GTXシリーズ向け64bit版Windows 8.x・7用GeForce 471.96 Driver(605.3MB)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/180264/jp
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 471.96 Driver(605.3MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/180282/jp
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
●GeForce 471.96 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN X,Zシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜600シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GT 600シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 30シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 400シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 300シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce MX 200〜110シリーズ
●GeForce 471.96 Driverが統合するソフト(比較対象はGeForce 471.68 Driver)
- GeForce Experience:3.23.0.74
- HD Audio Driver:1.3.38.60
- PhysX System Software:9.19.0218
- Vulkan RT:記載なし
- NVIDIA RTX Desktop Manager:202.03
- CUDA:11.4
- NVIDIA Control Panel(DCH):8.1.961.0
- NVIDIA Control Panel(Standard):記載なし
●GeForce 471.96 Driverにおけるゲームへの最適化
- 記載なし
●GeForce 471.96 Driverの新要素
- G-SYNC Compatible Displaysに6機種を追加(詳細は公式Webページを参照)
- GeForce Experienceの最適化に24タイトルを追加
●GeForce 471.96 Driverで解決した問題
- カラーモードを8bitに設定すると,10bitに設定したときに比べてDPCレイテンシ(割り込み処理時の遅延)が増大することのあった問題
- Samsung Electronics製ディスプレイ「Odyssey G9」のディスプレイモードを検出できないことのあった問題
- Samsung Electronics製ディスプレイ「Odyssey G9」をリフレッシュレート240Hzで接続するとブルースクリーンでクラッシュ,再起動を繰り返すことのあった問題
- NVDisplay.Container.exeがC:¥ProgramData
¥NVIDIA Corpo ration ¥nvtopps ¥nvtopps .db3にデータを書き込み続けることのあった問題 - Windows 11をインストールしたノートPCでグラフィックスモードを「ハイブリッド」に設定する,アイドル時にGPUクロックが繰り返し上昇してしまうことのあった問題
- TuringおよびVolta世代のGPUで,写真ノイズ除去ソフトウェア「Topaz DeNoise AI」のCUDA対応が不安定だった問題
●GeForce 471.96 Driverにおける既知の不具合
- WindowsのHDRを有効化すると「Deathloop」プレイ時にVIDEO TDRエラーが生じたり,描画が異常になることがある
- NVIDIAコントロールパネルにおいて「GPUスケーリング」を有効化した状態で,高速インストールを使ってGeForce Driverを上書きインストールすると,「ディスプレイ」→「解像度」のリストから0.59倍の表示倍率の選択肢が消えてしまうことがある。この問題はGPUスケーリングを無効化したうえで,改めて有効化するか,GeForce Driverをクリーンインストールすることで修正できる。
- 「Battlefield V」でHDRを有効にすると,DirectX 12モードがクラッシュすることがある。この問題はゲームを起動する前にWindowsのディスプレイ設定であらかじめHDRを有効にしておくことで回避できる(※Windowsのディスプレイ設定でHDRを無効化しているとき,Battlefield V側でHDRを有効にするとクラッシュするのだと思われる)
- YouTubeで動画再生中に下方向へスクロールすると,再生がカクつくことがある
- 「Tom Clancy's The Division 2」でアーティファクト(ゴミ)が描画されることがある
- 「Sonic&SEGA All-Stars Racing: Transformed」の水中コースをプレイすると,ゲームがクラッシュすることがある
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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