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「GeForce 355.82 Driver」が公開される。「MGSV:TPP」と「Mad Max」への最適化済みドライバ
Release 355世代のWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版リリース第3弾,Fermi世代以降のGPUに広く対応するドライバとしては第2弾となる355.82ドライバは,9月2日発売予定のPC版「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」と,北米市場で9月1日にリリースされたPC版「Mad Max」の最適化版,NVIDIA言うところの「Game Ready」ドライバという扱いになっている。
統合されるソフトウェアのバージョンはGeForce Experienceが2.5.13.6,「HD Audio Driver」が1.3.34.3,「PhysX System Software」が9.15.0428,「CUDA」が7.5,(Quadro用ディスプレイユーティリティである)「NView」が146.78。ただしGeForce Experienceでは別途バージョン2.5.14がリリースされているので,現実的には,そちらを使うことになるだろう。
→64bit版Windows 10用GeForce 355.82 Driver(290MB)
→32bit版Windows 10用GeForce 355.82 Driver(227MB)
→64bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 355.82 Driver(288MB)
→32bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 355.82 Driver(226MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 355.82 Driver(290MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 10用GeForce 355.82 Driver(227MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 355.82 Driver(288MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 8.x・7・Vista用GeForce 355.82 Driver(226MB)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
GeForce.comの当該ポスト,そして英文リリースノートの概要は本稿の最後にまとめたので参考にしてもらえればと思うが,今回は「小規模ながら,気になる項目もある」といったレベルのバグ修正が入った。
国内においては,おそらく現行シリーズ最終作となるMETAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAINをプレイする人のためのリリースという理解でほぼ間違いないが,仮にプレイする気がない場合でも,対象となるGPUを使っているなら,自己責任でのアップデートを検討したほうがよさそうな気配だ。
## 以下,GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ ##
●GeForce 355.82 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 700〜400シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜400Mシリーズ
●GeForce 355.82 Driverにおける性能向上
- リリースノートに記載なし
●GeForce 355.82 Driverの新要素
・GeForce GTX 950新規対応
- 公式最新版の統合型ドライバでは初めてGeForce GTX 950に対応(※専用ドライバとしては「GeForce 355.69 Driver」がリリース済み)
・SLIの拡張
- 「Devil May Cry 4 Special Edition」のDirectX 11モード,「Gu Jian Qi Tan Online」のDirectXモード,「Rocket League」のDirectX 9モード用SLIプロファイルの追加
- 「Max Max」用SLIプロファイルの更新。最新のゲームビルドで画面がちらつく問題に修正が入る
- 「World of Tanks」用プロファイルの更新。Windows 10環境で画面表示がおかしくなる問題に修正が入る
- 「Batman: Arkham Knight」「メイプルストーリー2」のSLIプロファイルを「SLI-Single」に設定(※SLI-Singleがどういう意味か説明はない。ただ,Batman: Arkham Knightでは,SLI構成時に「屋内のシーンを中心に,特定のグラフィックス条件で盛大なカクつきが生じる」「画面がちらつくことがある」といった問題が既知の問題としてリストアップされていたので,そういった問題への消極的対応として,SLI動作が無効化された可能性が高い)
- 「FIFA 16」用Single-SLIプロファイルの追加(※上で紹介した2タイトルと同じ設定のプロファイルが追加されたのではないかと思われる)
●GeForce 355.82 Driverで解決した問題(Windows 10)
- Oculus VR製ヘッドマウントディスプレイ「Rift」と組み合わせた状態で,「directmode.exe」を起動オプション「-present_test」付きで実行すると,Rift側の画面に何も表示されない問題
- GeForce GTX 980のSLI構成時にトリプルディスプレイと接続すると,NVIDIAコントロールパネルに間違ったリフレッシュレートがリストアップされる問題
- SLI構成時に4K解像度のG-SYNC対応ディスプレイと接続すると,盛大なテアリングが確認される問題
- Intel Z170プラットフォームで,SLI構成時に“P2P”が有効化されない問題(※Intel Z170プラットフォームで,SLIブリッジケーブルによるpeer-to-peer通信を行えない問題が解決したということではないかと思われるが,確証はない。原文は「[SLI] Enable P2P on Intel Z170 platform.」)
- GeForce GTX 980 Ti搭載環境でデュアルディスプレイ接続を行うとき,解像度とディスプレイの並びがおかしくなる問題(※「どこで」かは分からないが,Windowsの「画面」設定もしくはNVIDIAコントロールパネルではないかと思われる。原文は「[GTX 980 Ti, 1×2 Surround] Surround resolutions and their order are incorrect.」)
●GeForce 355.82 Driverで解決した問題(Windows 8.x・7・Vista)
- Oculus VR製ヘッドマウントディスプレイ「Rift」と組み合わせた状態で,「directmode.exe」を起動オプション「-present_test」付きで実行すると,Rift側の画面に何も表示されない問題
- SLI構成時に4K解像度のG-SYNC対応ディスプレイと接続すると,盛大なテアリングが確認される問題
- Intel Z170プラットフォームで,SLI構成時に“P2P”が有効化されない問題(※Intel Z170プラットフォームで,SLIブリッジケーブルによるpeer-to-peer通信を行えない問題が解決したということではないかと思われるが,確証はない。原文は「[SLI] Enable P2P on Intel Z170 platform.」)
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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