パッケージ
GeForce Driver公式サイトへ
  • NVIDIA
  • 発表日:2003/10/23
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
「GeForce 347.52 Driver」登場。「Evolveへ最適化済み」の公式最新版は,それ以外のタイトルでも広く性能向上が図られる
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2015/02/12 12:02

ニュース

「GeForce 347.52 Driver」登場。「Evolveへ最適化済み」の公式最新版は,それ以外のタイトルでも広く性能向上が図られる

 北米時間2015年2月10日,NVIDIAは,新しい公式最新版ドライバとなる「GeForce 347.52 Driver」を公開した。Release 346世代におけるWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過済みドライバ第3弾は,欧米市場で同日発売の非対称対戦アクション「Evolve」に最適化された「Game Ready Driver」という位置づけになっている。

 久しぶりに大規模な性能最適化の入ったリリースとしても,今回の347.52 Driverは注目の存在といえるだろう。
 NVIDIAは,「GeForce GTX 980」「GeForce GTX 970」のサポートを追加した「GeForce 344.11 Driver」のリリース以降,2014年の年末商戦期には,新規タイトルへの個別対応とばかりに,細かくドライバリリースを刻んでいたが,今回の347.52はその集大成的な存在といった印象である。具体的に「対Release 343世代」の性能向上率が示されている「Far Cry 4」や「GRID Autosport」「Dragon Age: Inquisition」などのほかにも,GeForce公式情報ページであるGeForce.comによれば,多数のタイトルで性能向上を確認できるとのことだ。
 GeForce.comで性能向上率の例を確認できるのはGeForce GTX 900シリーズのみながら,英文リリースノート状で,それ以外のGPUでも性能向上の恩恵はあることが示唆されている点も押さえておきたい。

GeForce.comで示されているグラフを1枚引用。GeForce.comではほかにも複数のグラフが用意されているので,気になる人はチェックしてみてほしい
画像集 No.003のサムネイル画像 / 「GeForce 347.52 Driver」登場。「Evolveへ最適化済み」の公式最新版は,それ以外のタイトルでも広く性能向上が図られる

 というわけで,すぐに入手したい人は下に示したリンクを利用してほしい。なお,統合される「GeForce Experience」は2.2.2(17.12.8.0)で最新版,「HD Audio Driver」は1.3.33.1で「GeForce 347.25 Driver」より若干新しくなった。「PhysX System Software」が9.14.0702,CUDAが7.0なのは変わらずである。

32bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 347.52 Driver(239MB)
64bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 347.52 Driver(295MB)
Windows XP用GeForce 347.52 Driver(208MB)

ノートPC向けの32bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 347.52 Driver(239MB)
ノートPC向けの64bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 347.52 Driver(295MB)

4Gamerの最新ドライバリンクページ

HDMI 2.0接続で4Kテレビと接続しているシステムに347.52ドライバを導入したところ,「デジタルカラーフォーマット」の「RGB」でダイナミックレンジを選択できるようになっていた
画像集 No.002のサムネイル画像 / 「GeForce 347.52 Driver」登場。「Evolveへ最適化済み」の公式最新版は,それ以外のタイトルでも広く性能向上が図られる
 英文リリースノートを見ると,詳細は不明ながらセキュリティ周りのアップデートが入っていたり,主に4Kクラスのテレビなどに向けたものだと思われるが,ダイナミックレンジ設定用のプルダウンメニューが入っていたりと,地味なところでも拡張が進んでいる。また,バグフィックスは半分がゲーマー向け,半分がそれ以外向けといった感じながら,日本語アプリケーションがらみのものもありといった具合で,総合的に見どころは多いと述べていいのではなかろうか。

 ドライバの更新作業は自己責任となるので,その点は注意が必要であるものの,今回の公式最新版は,対応製品のユーザーに広く勧められるとまとめられそうだ。


## 以下,GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ ##

●GeForce 347.52 Driverの対応製品
  • デスクトップPC向けGeForce GTX 900シリーズ(※Windows XPはGTX 980&970非対応)
  • デスクトップPC向けGeForce GTX 700〜400シリーズ(GTX TITANシリーズ含む)
  • デスクトップPC向けQuadro Kシリーズ,Quadro 6x0&4x0シリーズ,Quadro 7000〜2000シリーズ,NVSシリーズ
  • ノートPC向けGeForce 800M〜500Mシリーズ
  • ノートPC向けQuadro Kシリーズ,Quadro 5000M〜1000Mシリーズ,Quadro 500M,NVS 5000M・4000Mシリーズ
  • Tesla Kシリーズ,Tesla 20・10・8シリーズ


●GeForce 347.52 Driverにおける性能向上
(※比較対象は「GeForce 344.11 Driver」とされる)
・GeForce GTX 980搭載環境の例
  • 「GRID Autosport」で最大13%
  • 「Alien: Isolation」で最大6%
  • 「Dragon Age: Inquisition」で最大4%
  • 「Metro: Last Light」で最大10%
  • 「The Crew」で最大5%
  • 「Far Cry 4」で最大6%
・GeForce GTX 970搭載環境の例
  • 「BioShock Infinite」で最大13%
  • 「Assassin's Creed Unity」で最大12%
  • 「GRID Autosport」で最大12%
  • 「War Thunder」で最大 8%
・GeForce GTX 960搭載環境の例
  • 「Assassin's Creed Unity」で最大10%
  • 「Far Cry 4」で最大4%
  • 「Crysis 3」で最大3%
  • 「War Thunder」で最大3%


●GeForce 347.52 Driverの新要素
・SLIプロファイルの拡張
  • 「Alone in the Dark:Illumination」「Evolve」「H1Z1」「Saints Row: Gat Out of Hell」「TotalWar: Attila」「Triad Wars」用SLIプロファイルの追加
    (※DirectX 11版「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」用プロファイルも追加されたとあるが,これは347.25ドライバの新要素として紹介済み。何が違うのかは分からない)
  • 「Black Desert」「Dying Light」「Heroes of the Storm」用SLIプロファイルの更新

・3D Visionの拡張
  • 「Dying Light(Not recommended)」「Total War: Attila(Not recommended)」用プロファイルの追加または更新
    ※タイトル名の後ろにある( )書きはレーティング
  • 「Evolve」における3D立体視を無効化

・セキュリティの拡張
  • ドライバコンポーネント「nvlddmkm.sys」「nv4_mini.sys」を更新

・ディスプレイ対応の拡張
  • NVIDIAコントロールパネルの「デスクトップ カラー設定の調整」に,高解像度ディスプレイ向けのダイナミックレンジ設定用プルダウンメニューを追加。「デジタルカラーフォーマット」で「RGB」を選択したとき,「フルレンジ(0〜255)」と「限定レンジ(16〜235)」のどちらかを選べるようになった


●GeForce 347.52 Driverで解決した問題(Windows 8.x・7・Vista)
  • ノートPC向けGeForce 347.09 Driverを導入した64bit版Windows 8.x&7環境において,Windowsのデバイスマネージャ上でグラフィックスドライバーのエラーが表示される問題
  • GeForce 346.22 Driverを導入したLinux環境において,サブルーチン内でSSBO(Shader Storage Buffer Object)を読みとるとき,GLSLコンパイラの実行に失敗する問題
  • 32/64bit版Windows 8.1環境でSLIを構成しているとき,ShadowPlayを利用するとディスプレイの表示が停止する問題
  • AMD64版Linux環境にRelease 346ドライバを導入していると,OpenGL 4版「Metro Redux」で画面表示がおかしくなる問題
  • 64bit版Windows 7環境で日本語のゲームベンチマークを実行すると,その後1〜2分でNVIDIAコントロールパネルが停止する問題
  • 64bit版Windows 7環境を高解像度のHDMI接続型ディスプレイとつないでいるとき,4K解像度を設定できない問題
  • GeForce 346.27 Driverを導入したAMD64版Linux環境において,NV_path_renderingを使用するとき,仮想ターミナル(≒仮想デスクトップ)を切り替えるとSteamOS compositor(※SteamOSのGUI)がクラッシュする問題
  • GeForce 347.03 Driverを導入した64bit版Windows 7環境で,容量512MBの仮想GPUプロファイルにおいて,Photoshopが512MBのGPUメモリチェックに失敗する問題
  • 「3DEXCITE」で,CUDAのBindless textureやdivergent textureのアクセス結果が良くない問題
  • Quadro K5200が搭載された64bit版Windows 7環境を2台のインタレース表示対応ディスプレイと接続すると,尋常ではない表示遅延とマウスカーソルの消失,アプリケーション実行時のトラブルを引き起こす問題(※この問題はQuadro K5000搭載時には生じないとされる)
  • GeForce 346.19 Driverを導入したAMD64版Linux環境で「VMware ESXi 6.0」を実行すると,OpenGL関連のテスト「Piglit test /usr/local/lib/piglit/bin/glslparsertest /usr/local/lib/piglit/tests/glslparsertest/glsl2/ redeclaration-02.vert pass 1.10」でセグメンテーションフォルトが発生する問題
  • 「Citrix XenServer 6.5」上で動作する64bit版Windowsの仮想デスクトップにおいて,いくつかのパフォーマンスツールが実行できない問題
  • 「VMware ESX Server」上で,OpenGLのテストスイート「Piglist test」に含まれる「arb_draw_indirect-api-errors」を「-fbo -auto produces」オプションで実行したとき,セグメンテーションフォルトが発生する問題
  • IONプラットフォーム上で動作するLinuxシステムにGeForce 310.19 Driverをインストールすると,HDMIからのサウンド出力を行えないことがある問題


●GeForce 347.52 Driverで解決した問題(Windows XP)
  • リリースノートに記載なし
  • 関連タイトル:

    GeForce Driver

  • 関連タイトル:

    Evolve Stage 2

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:04月18日〜04月19日