GTX 980ユーザー向けのHotfixドライバ「GeForce 344.80」がサポートページで公開される

　北米時間2014年11月21日，「GeForce Hotfix 344.80」ドライバが，NVIDIAのサポートサイトで公開になった。対応OSは32/64bit版Windows 8.x・7・Vista。北米時間11月19日公開の公式最新版「GeForce 344.75 Driver」のリリース後に判明した下記の不具合を解決するものとされている。

• GeForce GTX 980搭載環境で「Texture Filtering Quality」を「High Quality」に設定すると，「Texture Simmering」（テクスチャシマリング，テクスチャシマー）と呼ばれるちらつきが発生する問題
• ドライバのアップデート後，しばらく経つと，DisplayPort接続のディスプレイにぼやけた線が描画される問題
• GeForce GTX 980搭載環境でDisplayPort 1.2による4K/60Hz出力を行える状態にあると，いくつかのディスプレイとの組み合わせにおいて，システムがハングアップし，画面に何も表示されなくなる問題

　以上，基本的には「GeForce GTX 980」ユーザー向けという理解でいいだろう。3項目中2項目はDisplayPortの利用者向けなので，それほど対象者は多くないように思われるが，テクスチャフィルタリング周りは，引っかかる人も相応にいるのではなかろうか。
　入手したい人は下のリンクを使ってもらえれば幸いだ。

→GeForce Hotfix 344.80

　Hotfix版ドライバはあくまで一時的な対応とされているため，いたずらに導入することはお勧めしないが，GeForce GTX 980ユーザーであれば，自己責任で導入してみるのも手だろう。というか，個人的には3つめのトラブルに悩んでいたので，取り急ぎアップデート済みだったりする。