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公式最新版ドライバ「GeForce 331.58 Driver」リリース。「BF4」と「Batman:AO」への最適化が図られる
というわけで,すぐに入手したい人は下のリンクからどうぞ。統合されている「HD Audio Driver」「PhysX System Software」のバージョンは順に1.3.26.4,9.13.0725で,いずれも331.40βドライバからの変更はない。また,今回から記載を始めることになった「GeForce Experience」のバージョンは8.3.23.1となっている。
→32bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 331.58 Driver(197MB)
→64bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 331.58 Driver(253MB)
→Windows XP用GeForce 331.58 Driver(172MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 331.58 Driver(192MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.1・8・7・Vista用GeForce 331.58 Driver(246MB)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
331.58ドライバにおける最大の特徴は冒頭で述べたとおりだが,Release 331世代で初めてMicrosoftのWHQL(Windows Hardware Quality Labs)を通過したバージョンともなる今回は,BF4およびBatman: Arkham Origins以外のタイトルに向けても,主にプロファイルの追加や更新といった形でさまざまに最適化が入っている。Releaese 331世代の目玉機能である「Horizon Based Ambient Occlusion plus」(以下,HBAO+)周りの拡張も入っており,全体としては,相応の規模感になっている印象だ。
報告されているバグ修正の数は少ないものの,GeForce搭載PCでこの秋に登場するゲームタイトルをプレイしたい場合に,自己責任で導入する価値のある安定版になっていると述べていいのではなかろうか。
なお,21日の記事でお伝えしているとおり,NVIDIAは北米時間28日に,ゲームの自動録画機能「ShadowPlay」に対応したGeForce Experienceを公開予定だ。このShadowPlay対応版GeForce Experienceが単独で公開されるのか,新しいβ版グラフィックスドライバに統合されるのかは分からないが,仮に後者だとすると,「安定版を使うべきか,ShadowPlayを試すか」で,ゲーマーは悩ましい選択を迫られることになるかもしれない。
## 以下,GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ ##
●GeForce 331.58 Driverの対応製品
- GeForce GTX TITAN
- デスクトップPC向けGeForce 700〜200シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce 9&8シリーズ
- デスクトップPC向けQuadro Kシリーズ,Quadro 4x0シリーズ,Quadro x000シリーズ,Quadro FXシリーズ,NVSシリーズ
- ノートPC向けGeForce GT 730M
- ノートPC向けGeForce 600M〜100Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce 9M&8Mシリーズ
- ノートPC向けQuadro Kシリーズ,Quadro 5000M〜1000Mシリーズ
- ノートPC向けNVS 5000M〜100Mシリーズ
- Tesla Kシリーズ,Tesla 20・10・8シリーズ
- IONプラットフォーム
●GeForce 331.58 Driverにおける性能向上
(※GeForce GTX TITANおよびGeForce GTX 780&770の例。比較対象はGeForce 327.23 Driver)
- 「Battlefield 4」および「Batman: Arkham Origins」に向けた最適化済み(※詳細は明らかになっていない)
- 「DiRT Showdown」で最大11%
- 「Metro: Last Light」で最大9%
- 「スリーピングドッグス 香港秘密警察」で最大8%
- 「Sniper Elite V2」で最大13%
●GeForce 331.58 Driverの新要素
・ゲームプロファイルの拡張
- 「Assassin's Creed IV: Black Flag」「Space Hulk」に向けたプロファイルの更新
- 「Crysis 3」「FIFA 14」に向けたHBAO+プロファイルの追加
- 「Dragon Sword」DirectX 9版に向けたプロファイルの更新
- 「GRID 2」DirectX 11版に向けたプロファイルの更新
・NVIDIA Surroundの拡張
- 「Battlefield 3」「Battlefield 4」に向けたNVIDIA Surroundプロファイルの更新
・SLIの拡張
- 「Batman: Arkham Origins」「Battlefield 4」「Crisis 2015」「Euro Truck Simulator 2」「F1 2013」「FIFA 14」「Tom Clancy’s Splinter Cell: Blacklist」に向けたSLIプロファイルの更新
- 「FIFA 14」に向けたSLIプロファイルの追加
- 「Dirty Bomb」「Outlast」「State of Decay」DirectX 9版に向けたSLIプロファイルの追加
- 「Dying Light」「Natural Selection 2」「War of the Vikings」「Watch_Dogs」DirectX 11版に向けたSLIプロファイルの追加
・3D Visionの拡張
- 「FIFA 14(Good)」「Urban Trial FreeStyle(Good)」に向けた3D Visionプロファイルの追加※タイトル名の後ろにある( )書きは追加時もしくは更新後のレーティング
- Samsung Electronicsの中国市場向けテレビ「UA60F6400EJXXZ」に向けた3DTV Playサポート追加
※GeForce.comではもう1タイトル分,「Added DX9 SLI Profile, Added 3D Vision Profile (Rated “Excellent”)」という形で更新が入っているのだが,NVIDIAのタイトル名が消えてしまっている。リリースノートでは「Shadow Warrior」の3D Visionプロファイルが更新され,レーティングが「Excellent」になったとあるので,これかもしれないが,確証は持てない。
●GeForce 331.58 Driverで解決した問題(Windows 8・7・Vista)
- GLSLジオメトリシェーダのソース内で入出力するプリミティブ型を宣言しなかったときにエラーが表示されない問題
- NVIDIA Surround(2D)を有効化しているとGeForce Driverの上書きインストールに失敗する問題
- SLI構成時に「GRID 2」を実行し,ゲーム側で大局照明(グローバルイルミネーション)を有効化すると,最低フレームレートがシングルGPU構成時よりも低くなる問題
- NVIDIA Surround(2D)を有効化したNvSmartMaxシステムにRelease 319世代以前のドライバを導入すると,「NvSmartMax」機能が使えなくなり,3画面の中央でウインドウを最大化して表示することができなくなる問題
●GeForce 331.58 Driverで解決した問題(Windows XP)
- リリースノートに記載なし
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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