「Metro: Last Light」で最大10％の性能向上を果たした「GeForce 320.14 Driver Beta」登場

　北米時間2013年5月13日，NVIDIAは，Release 319世代（319.00〜321.99）第2弾となる公式最新β版グラフィックスドライバ「GeForce 320.14 Driver Beta」を公開した。
　今回のドライバは，北米市場で今週発売となるFPS「Metro: Last Light」に向けたもの。最近のNVIDIAは，特定のゲームに向けて最適化したドライバのことを「Game Ready Driver」と呼んでいるが，今回の320.14βもGame Ready Driverという扱いになっている。

　そのアップデート内容は本稿の最後にまとめたとおりだが，Release 319世代初のドライバとなる「GeForce 320.00 Driver Beta」の内容をすべて含みつつ，Metro: Last Lightに向けた最適化を進めてきたとされるその規模は，端的に述べて小さい。バグ修正もマイナーなものに留まっているので，Metro: Last Lightのゲーマーに向けた専用ドライバ的な理解をしておいたほうがいいかもしれない。

　というわけで，自己責任で導入してみたいという人は，下に示したリンクを使ってもらえれば幸いだ。なお，統合される「HD Audio Driver」「PhysX System Software」のバージョンは順に1.3.24.2，9.12.1031で，いずれも320.00βと同じだ。

→32bit版Windows 8・7・Vista用GeForce 320.14 Driver Beta（163MB）
→64bit版Windows 8・7・Vista用GeForce 320.14 Driver Beta（211MB）
→Windows XP用GeForce 320.14 Driver Beta（142MB）

→ノートPC向けの32bit版Windows 8・7・Vista用GeForce 320.14 Driver Beta（166MB）
→ノートPC向けの64bit版Windows 8・7・Vista用GeForce 320.14 Driver Beta（215MB）


＃＃　以下，GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ　＃＃

●GeForce 320.14 Driver Betaにおける性能向上
（※GeForce 600・500・400シリーズの例。比較対象はGeForce 314.22 Driverとされる）

• シングルGPU構成およびSLI構成時に「Metro: Last Light」で最大10％

●GeForce 320.14 Driver Betaで解決した問題（Windows 7＆Vista）

• 「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」で，ゲーム内の画面表示がおかしくなる問題
• GeForce GTX TITANのSLI環境でFXAAを有効化すると「ArmA III」で画面表示がおかしくなる問題
• NVIDIAコントロールパネルがGPUのIRQを誤って「0」と表示する問題

●GeForce 320.14 Driver Betaで解決した問題（Windows 8）

• デスクトップ表示がおかしくなるなどといった，3DTV Play接続時のさまざまな問題