GeForce GTX 650 Ti専用の公式最新グラフィックスドライバ「306.89」。XP向けには「306.81」も

　北米時間2012年10月9日，NVIDIAは，「GeForce GTX 650 Ti」（以下，GTX 650 Ti）の発表に合わせる形で，同GPU専用となるWindows 8・7・Vista向け公式最新版グラフィックスドライバ「GeForce 306.89 Driver」を公開した。
　合わせてWindows XP環境向けには，GTX 650 Tiだけでなく，従来製品にも広く対応した「GeForce 306.81 Driver」もリリースしている。

　すぐに入手したい人は，下に示したリンクを利用してほしい。

→32bit版Windows 8・7＆用GeForce 306.89 Driver（169MB）
→64bit版Windows 8・7＆Vista用GeForce 306.89 Driver（217MB）
→Windows XP用GeForce 306.81 Driver（148MB）

→4Gamerの最新ドライバリンクページ

　さて，リリースハイライト，そして英文リリースノートを見る限り，306.89ドライバのほうは，既存のGPUに広く対応するWHQL版として北米時間9月18日に公開された「GeForce 306.23 Driver」をGeForce GTX 650 Tiに対応させたものであり，それ以上でも以下でもないという理解でよさそうだ。統合される「HD Audio Driver」「PhysX System Software」のバージョンが順に1.3.18.0，9.12.0604であることも変わらない。

　一方の306.81ドライバも，基本的には306.89ドライバと同じ立ち位置なのだが，こちらでは「Tom Clancy's Ghost Recon: Future Soldier」に向けたSLIプロファイルのアップデートが入っている。GTX 650 TiはSLIに対応しないので，「GTX 650 Tiへの対応ついでに，Windows XP向けのSLIプロファイルも修正したため，従来製品にも広く対応させておいた」といったところだろうか。
　というわけで，さっそくGeForce GTX 650 Ti搭載カードを購入してきたという人には，製品ボックス付属のものではなく，これらの導入を勧めておきたい。また，Windows XP環境でSLI構成をとっている人も検討の価値はありそうだ。
　ただし，ドライバのインストール作業は自己責任となるので，その点はご注意を。