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いまから始める「ファンタジーアース ゼロ」:第1回「クラス選びは迷わず気軽に」
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印刷2008/09/26 22:12

企画記事

いまから始める「ファンタジーアース ゼロ」:第1回「クラス選びは迷わず気軽に」

画像集#001のサムネイル/いまから始める「ファンタジーアース ゼロ」:第1回「クラス選びは迷わず気軽に」
 「ファンタジーアース ゼロ」(以下,FEZ)は,ゲームポットがサービスを提供しているオンラインアクションRPGだ。
 本作はかつて,スクウェア・エニックスが「ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン」というタイトルで,2006年2月にパッケージ販売+月額課金制でサービスを開始。同年7月末に,ゲームポットへの移管が発表され,クローズドβテストとオープンβテストを経て,12月21日にプレイ料金無料+アイテム課金制の正式サービスが始まった。
 つまり現在のサービス形態になってから,もう2年近くが経過しようとしているわけだ。しかし現在でも登録プレイヤー数は増え続けており,ゲームポットの看板タイトルの一つとなっている。

 本作の魅力として挙げられるのは,「戦争」と呼ばれる50人対50人の大規模対人戦(RvR)と,それを支えるアクションゲーム(FPS/TPS)ライクな戦闘。一般的なMMORPGと異なり,一度敵をターゲットすればセミオートで戦闘が進むのではなく,また団体戦がメインコンテンツというのは,魅力的である半面,未プレイの人にとってハードルが高いイメージもあるだろう。
 しかし実際にプレイしてみると,大人数の団体戦であるがゆえに不慣れな初心者が少々のミスをしたところで大勢には影響がなく(上級者の皆さんゴメンナサイ),またアクション的な戦闘といっても少しの練習でそこそこ慣れられるということが分かる。

 というわけで,以前からFEZに関心はあったけど,何となく手を出しにくかった人,また新作オンラインゲームの情報を見ても最近は食指が動かないというような人にも,ぜひFEZに触れていただきたいというのが本記事の趣旨である。なお,本記事は折に触れて不定期に掲載していく予定。その第1回となる今回は,キャラクター作成時のクラス選択と戦争に参加する直前までの準備段階を追っていこう。


戦争での役割を決定する三つのクラス


ほとんど下調べをせずにイメージだけで作成した筆者のスカウト。戦争に参加するにあたり,別のクラスにしようかと思案中
画像集#002のサムネイル/いまから始める「ファンタジーアース ゼロ」:第1回「クラス選びは迷わず気軽に」
 ゲームを開始すると,まずキャラクターメイキングが待っている。名前や容姿,性別などは当然ながら各自の好みで決めてもらうとして,ここではクラスについて若干説明しておこう。クラスは基本的にウォリアー/スカウト/ソーサラーの三つだが,それぞれ細かくいくつかのタイプに分けられる。
 いずれも戦争では異なる役割を果たすことになるが,最初は深く考えずにイメージだけで選んでしまっても,とくに問題はないだろう。というのも今回紹介するレベル10までは,比較的短期間で到達可能なため,もし選んだクラスが自分に向いていないと感じたら,別のクラスのキャラクターを作成し直しても,さほどダメージはないからだ。まずはいろいろ試してみて,自分に合うタイプを探してみてほしい。

●ウォリアー
 強固な防御力と強烈な攻撃力を誇るクラス。近接攻撃用の武器を使った直接攻撃を得意とする。

・片手武器
 盾を装備できるため,高い防御力が特徴となる。さらに防御力を上昇させるスキルを併用することで,前線での盾役や敵陣への切り込み役など,戦況を左右する役割を果たす。また敵を気絶させたり,移動速度を低下させたりといったデバフスキルも持っているが,半面,ダメージを与えたりキル数を稼いだりするのは苦手。

・両手武器
 高い攻撃力と豊富な攻撃スキルで,キル数稼ぎや建築物破壊を得意とする。敵の懐に飛び込んでの強力な一撃や,範囲攻撃で圧倒するのが主なパターンだが,攻撃後の隙が大きいため,反撃を受ける可能性も高い。

画像集#003のサムネイル/いまから始める「ファンタジーアース ゼロ」:第1回「クラス選びは迷わず気軽に」 画像集#004のサムネイル/いまから始める「ファンタジーアース ゼロ」:第1回「クラス選びは迷わず気軽に」

●スカウト
 弓による遠距離攻撃と,短剣による奇襲攻撃/デバフ攻撃を得意とするクラス。豊富なスキルを使い分けたり,防御力の低さをプレイヤースキルで補ったりするテクニカルなクラスといえる。

・弓
 長い射程を活かし,後方にいる敵を範囲攻撃でけん制する。射程距離の都合上,前線に立たなければならない場合も多いが,防御力が低めなので,生存するためには相手の攻撃を回避するプレイヤースキルを要求される。

・短剣
 スキル封じや移動速度低下,ブラインドなど,さまざまなデバフスキルを駆使して敵の妨害を試みる。敵の至近距離まで近づくことが前提だが,防御力が低いために反撃を受けると致命傷になる。したがって,ハイドを利用したヒットアンドアウェイが攻撃の基本だ。

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●ソーサラー
 強力な魔法を使うクラス。魔法は雷/火/氷の3系統に分かれており,当初はいずれかに特化した方が活躍しやすい。最大の特徴は「詠唱」スキルの存在で,これを使うと一定時間上位魔法を使えるようになる半面,定期的に発動し直す必要があるため,大きな制約にもなっている。

・雷
 雷系統の魔法は,上空から狙った地点に雷を落すため,地形の高低差を無視できるのが特徴。そのため崖を利用した不意打ちなども可能だ。3系統の中では最も使い勝手が良く,比較的初心者向けといえるかもしれない。

・火
 火系統の魔法はいずれもDoT(Damage over Time:一定時間ごとにダメージを与える)が付与されるため,高い与ダメージが期待できる。反面,射程距離が他系統より短いため,それだけ敵に近づく必要がある。となると当然,反撃も受けやすいので,防御力の低いソーサラーにとってやや不利だ。

・氷
 氷系統の魔法は,移動速度低下や足止めの効果を持つ。また吹き飛ばし効果を持つ魔法もあり,いざというときの防御も可能。その半面,総合的な攻撃力に欠ける。

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 なお,3クラスはそれぞれ三すくみの状態にあり,ウォリアー>スカウト>ソーサラー>ウォリアー……というダメージ補正がかかっている。具体的には,ウォリアーがスカウトに対して攻撃すると与ダメージにプラス補正が,逆にスカウトがウォリアーを攻撃した場合にはマイナス補正がかかる。

 キャラクターを作ったあとは,サーバーや所属国の選択がある。FEZの世界観に基づき,領土争いを続ける五つの国家が存在するが,国家ごとに能力差や入手可能なアイテムに差があるわけではない。特別な事情でもない限り,どこを選んでも大差ないだろう。
 ゲームの性質上,現時点で多くの領土を持っている国家に所属した方が有利な側面もなくはないが,前述の通り比較的簡単にやり直すことが可能なので,最初は細かい損得などを考えず気楽に選ぶことをお勧めする。

国家の選択。最初はイラストとテキストから得られるイメージで感覚的に選ぶもよし,国民数や制圧フィールド数から選ぶもよし。まずはそうした表層の部分が,実際のゲーム自体とどう関係しているかを把握しよう
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実際にプレイすると分かる,最序盤の優れたレベルデザイン


筆者はカセドリア国に所属してみた。今回はクラスも所属国家もイメージのみで選んだので,次回はまったく違っている可能性大
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 ということで,筆者も実際にFEZを最初からプレイしてみた。事前情報をほとんど入れず,いずれはやり直すことになるだろうと思いつつも選んでみたのはスカウトである。
 前段の説明ではもっともらしく書いているが,実のところスカウトがテクニカルなクラスで,あまり初心者向けではないと知ったのは,この選択後の話。したがって次回以降は,何の説明もなくキャラクターがウォリアーかソーサラーになっている可能性も高いことをお断りしておこう。


 さてFEZのメインコンテンツは戦争であり,参加してそこそこ貢献できる目安はレベル10以上といわれている。ならば,それまで何をやっていればよいかというと,雑魚モンスターを狩って経験値を稼いだり,クエストをこなしてGoldを貯めたりするという,一般的なオンラインRPG同様のレベル上げだ。
 また戦闘では,エイミングしたり敵のスキルを回避したりという,FPS/TPSを始めとするアクションゲームに近い操作が必要になるため,その練習期間も兼ねているといっていい。対人戦である戦争では,敵の行動を先読みして攻撃を仕掛けるなど,さらに高度な操作が要求されるため,雑魚モンスターを相手にして基本操作を確実なものにしておくといいだろう。

ゲーム開始後,とりあえずNPCの位置を把握するために首都をうろついてみる。TPSタイプであるからとはいえ,自分のキャラクターが大きめに表示されるので,相対的に画面内の情報が少なくなってしまうのが難
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雑魚モンスター狩りのためにフィールドへ移動。移動先は,Backspaceキーで表示されるマップ上から選択できるため,てくてく歩いていく必要はない
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攻撃にはエイミングが必須だが,敵も動くので必ず当たるとは限らない。逆に相手の移動先を読んで攻撃する必要がある場合も
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相手が攻撃をしてきたら,左右への移動やステップで軸をずらして回避。避けるだけでなく,素早く反撃に繋げられるようにしたい

 そんなこんなで筆者は首都の主要NPC配置を覚え,何となくスキルの効果と使い方を把握し,被ダメージを少なめに抑えながら雑魚モンスターを倒せるようになってきた……と思っていたら,いつの間にかレベル10も間近となっていた。
 レベル相応の武器/防具もこれまでの戦闘で入手できていたり,あるいは不要なアイテムを売り払って得たGoldで購入できた。長期に渡って高い人気を維持しているだけあって,導入部におけるレベルデザインの巧みさはさすがだな,と感心した次第だ。
 序盤がこのようなテンポで進むのであれば,自分に合ったクラス,あるいはより詳細なタイプを繰り返し吟味するのもそれほど苦にならないだろう。……ということを確認したところで,今回はおしまい。


 なお,先ほどお伝えしたとおり,9月29日(月)にはレベル15以下のキャラクターを対象とした,「チュートリアルミッション」が実装される予定だ。
 これ以降にFEZを始めようという人は,キャラクターを作成したらチュートリアルミッションに挑みつつ,実際のゲームプレイに慣れていく……という遊び方もできるようになるだろう。そこで次回は,このチュートリアルミッションを詳しく紹介していく予定だ。

ぼちぼちスキルを習得し,NPCからクエストを受けながらレベルアップ。ものは試しと倍以上レベル差のある雑魚モンスターにも攻撃を仕掛けてみたが,ダメージを与えられず。相手にもされなかった
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どこで戦争が起きているか,また参加可能かどうかについては,移動先選択マップで随時確認できる
画像集#024のサムネイル/いまから始める「ファンタジーアース ゼロ」:第1回「クラス選びは迷わず気軽に」
雑魚モンスター狩りでは存在意義の分からなかったクリスタルも,戦場では採掘とHP回復のために活用されている
画像集#025のサムネイル/いまから始める「ファンタジーアース ゼロ」:第1回「クラス選びは迷わず気軽に」
派手なスクリーンショットが撮りたくて戦場に深入りしたら,敵に狙われあっけなく死亡。ええい,今度は別のクラスでリベンジだ!

「ファンタジーアース ゼロ」公式サイト

  • 関連タイトル:

    ファンタジーアース ゼロ

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