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[COMPUTEX 2008#26]ゲーマー向けPCケースは「見た目より機能」の時代へ?
……その多くは,モーターでフタが開閉するとか,華美な装飾がウリだとかいった“いかにも”なタイプ。派手さの好まれる北米市場ではよくても,日本では販売数的につらくなりそうなものが主流だったが,そんななかにも,機能的にゲーマーが使って便利そう,あるいは,デザイン的に日本向けといえそうなものもあったので,今回は4製品をピックアップしてみた。写真を中心に紹介したいと思う。
北米 vs. 欧州&日本で,派手さに関してせめぎ合い中?
アメリカンスタイルのCooler Master「HAF」
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HAFは「High Air Flow」の略で,名は体を表すと言わんばかりに,本体前面下部,側面,そして天面にそれぞれ230mm角相当のファンを1基ずつ搭載。さらに,天面の前面パネル側には,液冷ユニットのタンク用となる冷却剤の注ぎ口も設けられるなど,徹底して冷却能力が追求されている。マザーボードトレイに四角い穴が空いているのは,HAFのプロダクトマネージャーであるEric Chen氏いわく「バックプレートを採用する仕様の,大型CPUクーラーを容易に着脱できるようにするため」とのことだ。
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HAFの展示機はケース前面の230mm角ファンに赤色LEDが埋め込まれているが,これについて同社北米のマーケティング担当者からは「地味すぎる。もっと派手に」,一方で欧州&日本の担当者からは「形状だけで十分過ぎるほど派手だ。むしろLEDを消せないか」というリクエストが上がっているという。アメリカンスタイルということで,もっと派手になってしまう“危険”もあるが,Cooler Masterは,販売地域ごとに搭載LEDなど,細部の仕様を変えてくるメーカーでもあるので,今後の動向に注目しておきたい。個人的には,LEDを排除し,さらに向かって左側面のアクリルパネルもなくなれば,同社既存製品「CM 690」の上位モデル的な製品として,注目を集めそうな気がする。
なおHAFは,価格こそ未定ながら,世界市場では2008年8〜9月に発売の見込み。
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液冷+“自社開発のESA風機能”搭載
IKONIK「Ra X10 Liquid」
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SIMは,USB接続の制御ユニットと,Windows上で動作するソフトウェアから成っており,本体に内蔵する青色LEDを一括でオン/オフできるだけでなく,最大6基のファンおよびポンプ回転数コントロール機能と,6か所の温度調整機能を提供する。
同社は,Ra X10 Liquidを,400米ドルで2008年第3四半期に市場投入の予定。液冷ユニットを省いた「Ra X10」も,270米ドルで発売する計画があるという。デザイン的には,側板に埋め込まれたアクリルパネルについては好みが分かれそうだが,ハイエンドのPCゲーム環境をまめに制御したい人にとっては,なかなか面白そうだ。
なお同社は,PCケースとは別に,各出力の確認とファン回転数制御を専用ソフトウェア「Mad Tweaker」から行える電源ユニット「VULCAN MT」シリーズの投入予定もあるという。
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奥行きのないフルタワーを実現した
Lian Li「PC-X2000」
![]() PC-X2000(写真左)。フロントパネルは純然たるカバーで,オープンベイは側面に用意されている。なお,右は2ゾーン構成(※ドライブベイと電源ユニットベイが1ゾーンになった)の下位モデル「PC-X500」のプロトタイプ |
![]() PC-X2000のイメージ画像 |
このようなデザインになっているのは,リビングの床に置いたとき,見栄えがするような配慮からだそうで,同社のEmily Chen氏(Sales Specialist)は「HTPC(Home Theater PC)用途を想定し,できる限り少ない底面積で運用できるよう,HDDとマザーボード,光学ドライブ&電源ユニットという3ゾーンを縦に重ねた。すると,本体前面と背面の距離が短くなって冷却効率が増し,コンパクトなゲーマー向けハイエンドPCケースとしても,非常に高いパフォーマンスを発揮するようになった」と説明する。
5インチベイは“横向き”で,側面のどちらにも,ベゼルを向けられるようになっている。これは,部屋のどこに置いても利用できるための配慮とのこと。また興味深いのは,3.5インチシャドウベイが,6台のSerial ATA HDDをホットスワップできる仕様になっていることだ。
残念ながら現時点で発売時期と価格は未定だそうだが,国内販売代理店(※ディラック)があるので,そう遠くない将来,何らかのアナウンスがあるのではなかろうか。
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質実剛健イメージの3ゾーン冷却仕様採用モデル
Thermaltakeらしくない?「Spedo」
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また,マザーボードトレイには,CPU周辺をマザーボードの裏から冷却するためのファン,そしてビニール製のカバーが三つ取り付けられているが,このカバーは,ケーブルマネジメントのためとのこと。カバーを効率的に利用することで,ケーブルをスマートに配線可能になり,これも冷却能力の向上に寄与すると,Thermaltakeはアピールする。
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