［G-Star 2011］10周年を迎えた「MU Online」，次期アップデート「MU:ex 700」で圧倒的なやり込み要素が追加に

　「ARCHLORD II」「MU 2」といった新規タイトルの出展で大いに盛り上がっていた，G-Star 2011のWebzenブースだが，今年で韓国正式サービス10周年を迎えたMMORPG「MU Online」（邦題：ミュー 奇蹟の大地）も負けてはいなかった。韓国内で2011年内の実装が予定されている次期大型アップデート「MU:ex 700」が，プレイアブルな状態で出展されていたのだ。

　会場にいたスタッフに話を聞いたところ，同アップデートは現在，社内のテストサーバーで検証が行われており，問題が見つからなければ12月頃に本サーバーへ実装される予定だという。

　アップデート項目は，大別すると以下の6つとなる。

• レベルキャップが700まで開放
• マスタークラススキルが完成
• 新規狩り場「アケロン」追加
• ギルド戦システム「アルカゼン」追加
• 属性システムの追加
• 新規UIの実装

　10年続いたMMORPGにとって，今回のレベルキャップ開放はかなり嬉しい内容と言える（カンストしている人も多いだろうし）。もちろん単にレベルキャップが開放されただけでなく，マスタークラススキルを完成させられるようになったり，中〜高レベル向け狩り場が実装されたり，属性システムが追加されたりと，高レベルプレイヤーキャラクター向けの内容がそつなく盛り込まれている。

　ギルド戦システムでは，戦争に勝利すると，専用の狩り場が支給されるそうなので，上位プレイヤー達にとっては大きな目標になりそうだ。
　その目標を達成する一助となるだろう属性システムについては，Webzenのスタッフによると「一言でいうと，Diabloのソケットシステムのようなもの」とのこと。詳細は明らかにされなかったが，ペンタグラムにエーテルというものを装着することで，装備を強化するシステムらしい。入手方法（ドロップ率？）にもよるだろうが，実装されれば魅力的なやり込み要素として機能するだろうと，Webzenのスタッフはコメントしていた。

　なお，韓国では実装日が迫っているMU:ex 700だが，日本での実装については，現時点で具体的なスケジュールは答えられないとのこと。もし実装されるのであれば，「ミュー 奇蹟の大地」の運営元であるゲームオンより後日発表されるはずなので，プレイヤーは新情報の公開に期待していよう。