ニュース
WoW用のBotツール制作者,Blizzardへの600万ドルの支払いに同意
WoW Gliderは,WoWの操作を自動化するツールで,プレイヤーがいなくても狩りを続けられ,放置しておくだけで高レベルのキャラクターを育成できる。プレイヤーを退屈な作業から解放する,というのが売り文句だ。商標上の問題もあって,WoW Gliderは現在MMO Gliderに名称を変えている。
Blizzardは,このツールがWoWの利用規約に違反していることと著作権を侵害していることを問題とした訴訟を起こしていた。これは,MMO Gliderが,キャラクターの自動操作以外にGold Farmingでも使用できるツールであり,利用者が規約違反をするだろうことを看過してツールを販売したこと,ゲーム内のバランスを破壊されたことなどに対しての賠償を求めるものだ。
元々のWoWの規約ではBotが禁止されていなかったことなどや,ツールの制作でBlizzardの著作権が侵害されたことが証明できないことなどから裁判のなりゆきが注目されていたのだが,著作権侵害については,MMO Gliderがゲームクライアントをメモリ上にロードすることが,著作物の複製に当たるか否かなどが争点となった。なお,実行時のプログラムのメモリへのロードについては,著作権で認められている範囲である(当たり前か)。
これに対しては,Botプログラムからのゲームクライアント読み込みは,ライセンスの範囲を超える著作権侵害に相当するとの判断が下されており,MDY側はこの判決を受け入れた。
15ドルで10万本以上販売されたとされるツールなので,売り上げ額は150万ドル以上にはなるのだが,Blizzard側の「損害はその2倍以上」という主張が通った形になる。この件についてBlizzardが要求していた販売禁止命令は却下されているが,Blizzardではこの点についてもまだ争いを続ける模様だ。
これまでBot問題については,Bot利用者がゲーム内で処罰されることは多く見られるが,ツール作成者に対して賠償が認められたことは画期的なことだろう。アメリカでの裁判なので,日本の法廷での判断ではないこと,損害額の算定にはどれくらいの根拠があるのかなど疑問もないではないが,MMORPGとBotを巡る問題の動向として頭の片隅に入れておきたい。
- 関連タイトル:
World of Warcraft - この記事のURL:
キーワード
- World of Warcraft
- Blizzard Entertainment
- MMO
- PC
- RPG
- Vivendi Games
- ファンタジー
- ミリオンヒット
- 北米
- 無料体験可
- ニュース
- 業界動向
- aueki
(C)2005 Blizzard Entertainment. All rights reserved.
- 魔族しか作れなくても大丈夫? この週末はキャラ作りに励め「The Tower of AION」キャラエディット考
- 任天堂の岩田社長もゲストとして登場! 発売1か月前に迫った「モンスターハンター3(トライ)」完成披露発表会レポート
- 4Gamerの1週間を振り返る「Weekly 4Gamer」6月27日〜7月3日分
- 事件の発生を防ぐことも可能な本格推理ADV。「雨格子の館 PORTABLE 一柳和、最初の受難」のPSP版が9月17日に発売
- この夏,グラフィックスカードを買い換えたい人へ。10分で分かる,実勢価格2万円以下のGPU事情
- 「モンスターハンター3(トライ)」完成披露発表会でボルボロスをスラッシュアックスで狩ってみた
- PSP「クイーンズブレイド スパイラルカオス」,ショップ別特典公開!
- モンハンのイベント/グッズ情報が続々到着。“狩人達の宴”も復活!
- 「モンハン3(トライ)」,TVCMタレントや各種イベント情報公開!
- 「モンスターハンター3(トライ)」完成披露発表会速報その1:謎の大型モンスターの姿も複数確認できた最新プロモムービー

































