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Creative,PCIeサウンドカード「Sound Blaster AE-9」と「AE-7」を国内発売。7年ぶりにハイエンドモデルを一新
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印刷2019/07/10 14:01

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Creative,PCIeサウンドカード「Sound Blaster AE-9」と「AE-7」を国内発売。7年ぶりにハイエンドモデルを一新

 2019年7月10日,Creative Technologies(以下,Creative)の日本法人であるクリエイティブメディアは,「Sound Blaster」ブランドのPCI Express x1接続型サウンドカードの新製品となる「Sound Blaster AE-9」と「Sound Blaster AE-7」を国内発売すると発表した。拡張カード型のSound Blasterとしては,2012年登場の「Sound Blaster Zx」シリーズ以来,7年ぶりのラインナップ一新となる。

Sound Blaster AE-9(右)と付属の「オーディオコントロールモジュール」(左)
画像集 No.002のサムネイル画像 / Creative,PCIeサウンドカード「Sound Blaster AE-9」と「AE-7」を国内発売。7年ぶりにハイエンドモデルを一新

 上位モデルとなるSound Blaster AE-9は,直販ストアであるクリエイティブストア限定で7月下旬発売。下位モデルのSound Blaster AE-7は直販および販売店経由での取り扱いで7月中旬発売の予定だ。直販価格は順に3万4800円(税込3万7584円)2万1800円(税込2万3544円)となっている。

Sound Blaster AE-7(左)と付属のオーディオコントロールモジュール(右)
画像集 No.003のサムネイル画像 / Creative,PCIeサウンドカード「Sound Blaster AE-9」と「AE-7」を国内発売。7年ぶりにハイエンドモデルを一新

 まずはSound Blaster AE-9(以下,AE-9)から見ていこう。
 AE-9は,32bit/384kHzという,Creativeの現行製品上位モデルである「Sound Blaster ZxR」をしのぐスペックのハイレゾサウンド再生機能を特徴としている。アナログ段の音質を左右するD/Aコンバータ(以下,DAC)には,ESS Technology(以下,ESS)製の「ES9038PRO SABRE DAC」を採用し,DSP(Digital Signal Processor,ここではサウンドチップと同意)には,Creative独自のサウンドチップである「Sound Core3D」を2基搭載するなど,既存のSound Blasterシリーズサウンドカードとは異なる構成を採用しているのも見どころだ。

AE-9の保護プレートを外して基板をむき出しにした写真。各種チップやOPAMP,コンデンサの配置がよく分かる
画像集 No.004のサムネイル画像 / Creative,PCIeサウンドカード「Sound Blaster AE-9」と「AE-7」を国内発売。7年ぶりにハイエンドモデルを一新

 AE-9におけるもう1つの特徴は,付属の外部コントローラである新型のオーディオコントロールモジュール(以下,ACM)にある。
 既存製品であるSound Blaster Zシリーズにも,ACMは付属していたが,Sound Blaster AE-9ではこれを一新し,「Sound BlasterX AE-5」(以下,AE-5)で採用した左右の2chを独立駆動できるヘッドフォンアンプ機構「Xamp」を内蔵しているのがポイントだ。これにより,高精度のヘッドフォン出力が可能であるという。
 それに加えて,ACMの前面には,3極3.5mmミニピンのマイク入力端子,4極3.5mmミニピンのヘッドセット入出力端子,XLR兼6.3mm標準ピンのマイク入力端子を備えるなど,マイクやヘッドセットの入力を豊富に備える点も特徴である。

AE-9に付属するACMの前面(左)。左にあるのはマイク入力用のXLR兼6.3mm標準ピン端子だ。右はAE-9の入出力インタフェース部分。アナログ系の端子に加えて,角型光デジタル入力端子と同出力端子を備える。写真右側に見える「ACM LINK」という端子は,ACM接続用だ
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 もう1つの新サウンドカードであるSound Blaster AE-7(以下,AE-7)は,DSPのSound Core3Dを1基と,ESS製DAC「ES9018 SABRE32 Reference DAC」を採用する32bit/384kHzハイレゾ再生対応の製品だ。
 仕様面では,AE-5のDACを更新したうえで,Sound Blaster ZxRに付属していたACMを組み合わせたようなサウンドカードである。カード側の基板上にXampの機能を搭載している特徴もAE-5譲りの仕様だ。

AE-7の基板。Xampの機能はサウンドカード上にある
画像集 No.007のサムネイル画像 / Creative,PCIeサウンドカード「Sound Blaster AE-9」と「AE-7」を国内発売。7年ぶりにハイエンドモデルを一新

AE-7の入出力インタフェース部分。並んでいるインタフェース類はAE-5と変わらないようだ(左)。AE-7付属のACM(右)。音量調整ダイヤルやヘッドフォン,マイクのインタフェースをまとめたもので,見た目や機能は既存製品付属のものと変わらないようだ
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 PCに単体サウンドカードを取り付けるという人は,いまや少なくなったとは思うが,久しぶりの拡張カード型Sound Blasterで,しかも上位モデルの新製品となれば,音質や機能,使い勝手が気になる人も多いのではなかろうか。

●Sound Blaster AE-9の主なスペック
  • 接続インタフェース:PCI Express x1
  • カード側外部インタフェース:3.5mmミニピン×2(センター&サブウーファライン出力,リアライン出力),RCAピン×2(フロントL出力,フロントR出力),光角形×2(S/PDIF出力,S/PDIF入力),ACM専用端子
  • ACM側インタフェース:3.5mmミニピン×2(ヘッドセット入出力,マイク入力),6.3mm標準ピン×1(ヘッドフォン出力),RCAピン×2(フロントL出力,フロントR出力),XLR兼6.3mm共用×1(マイク入力)
  • アナログ出力仕様:最大32bit・384kHz(※ヘッドフォンもしくはフロントラインからのダイレクト出力時のみ。Windows 10利用時),最大32bit・192kHz(※5.1ch出力時)
  • デジタル出力仕様:最大24bit・192kHz
  • アナログ入力仕様:最大24bit・192kHz(AUX,光デジタル入力時),最大32bit・96kHz(マイク入力)
  • 搭載DSP:Creative製「Sound Core3D」×2
  • 搭載D/Aコンバータ:ESS Technology製「ES9038PRO SABRE DAC」
  • D/Aコンバータレベルのダイナミックレンジ:129dB
  • 搭載ヘッドフォンアンプ:Creativeデザイン「Xamp」
  • 公称サイズ:メインカード 約178(W)×127(D)×22(H)mm,ACM 約150(W)×128(D)×65(H)mm
  • 公称重量:メインカード 約230g,ACM 約480g

●Sound Blaster AE-7の主なスペック
  • 接続インタフェース:PCI Express x1
  • カード側外部インタフェース:3.5mmミニピン×5(マイク/ライン入力,ヘッドフォン出力,フロントライン出力,リアライン出力,センター&サブウーファライン出力),光角形×1(S/PDIF出力)
  • ACM側インタフェース:3.5mmミニピン×2(ヘッドセット入出力,マイク入力),6.3mm標準ピン×2(ヘッドフォン出力,マイク入力)
  • アナログ出力仕様:最大32bit・384kHz(※ヘッドフォンもしくはフロントラインからのダイレクト出力時のみ。Windows 10利用時),最大32bit・96kHz(※5.1ch出力時)
  • デジタル出力仕様:最大24bit・96kHz
  • アナログ入力仕様:最大24bit・192kHz(AUX入力時),最大32bit・96kHz(マイク入力)
  • 搭載DSP:Creative製「Sound Core3D」
  • 搭載D/Aコンバータ:ESS Technology製「ES9018 SABRE32 Reference DAC」
  • D/Aコンバータレベルのダイナミックレンジ:127dB
  • 搭載ヘッドフォンアンプ:Creativeデザイン「Xamp」
  • 公称サイズ:メインカード 約145(W)×128(D)×20(H)mm,ACM 約100(W)×92(D)×70(H)mm
  • 公称重量:メインカード 約215g,ACM 約284g

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    Sound Blaster

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