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Creative,同社初のゲーマー向けサウンドバー「Sound BlasterX Katana」を国内発表。2.1chスピーカーセット「Kratos」2モデルも
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印刷2016/11/16 12:00

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Creative,同社初のゲーマー向けサウンドバー「Sound BlasterX Katana」を国内発表。2.1chスピーカーセット「Kratos」2モデルも

Sound BlasterX Katana。日本においてはサウンドバーと呼ぶのが一般的だが,Creativeは「Under-Monitor Audio System」(アンダーモニターオーディオシステム)と呼んでいる
画像集 No.003のサムネイル画像 / Creative,同社初のゲーマー向けサウンドバー「Sound BlasterX Katana」を国内発表。2.1chスピーカーセット「Kratos」2モデルも
 2016年11月16日,Creative Technology(以下,Creative)の日本法人であるクリエイティブメディアは,純然たるゲーマー向けと位置づけるサブブランド「Sound BlasterX」初のアクティブ(=パワード)スピーカーセット3製品を,以下のとおり発表した。

  • Sound BlasterX Katana:2.1chサウンドバー,USB・光・Bluetooth・アナログ接続,税別直販価格3万800円(税込3万3264円),12月中旬発売予定
  • Sound BlasterX Kratos S5:2.1chスピーカーセット,USB&アナログ接続,税別直販価格1万4800円(税込1万5984円),2017年1月発売予定
  • Sound BlasterX Kratos S3:2.1chスピーカーセット,アナログ接続,税別直販価格8900円(税込9612円),12月上旬発売予定

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Sound BlasterX Kratos S5
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Sound BlasterX Kratos S3


Katana


エンクロージャはアルミニウムを採用。相応に高級感がある
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 Sound BlasterX Katana(以下,Katana)は,サテライトあたり2ドライバー,合計4ドライバーを搭載する本体と,サブウーファからなる製品だ。高域と中低域,重低域用にそれぞれ専用のアンプを搭載するトリプルアンプ構成を採用することで,サウンド波形を正確に再生できるようになっているという。
 最大出力は150Wと大きめなので,「音量が小さい」という不満を抱くことはまずなさそうだ。

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本体正面向かって右側で,グリルの奥を覗き込むように撮影したカット。ちょっと分かりにくいが,写真右で少し外を向いた配置になっているのがトゥイーターだ。写真左に見える小さめの空洞は低音を強調するためのバスレフポートである
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こちらが天井反射を狙った配置となっている中低域用ドライバー。普通に考えれば,スピーカーは前を向けるべきだと思うが,定石よりも,大きなドライバーを採用することを優先した結果が,この天井反射型配置なのだろう
Creativeによるスピーカー配置図解
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 DSP(Digital Signal Processor,ここではサウンドチップと同義)としてCreative製の「SB-Axx1」を採用することで,PC以外のデバイスと接続したときも各種サウンドプロセッサ(=エフェクト)を利用できるようになっているのも,Katanaの持つ特徴の1つである。

Connect。このスクリーンショットで製品画像の下に見えるのがBlasterX Acoustic Engineの設定項目,左に見えるのがプロファイルで,上の4つはPCと接続していない状態でも利用できる。その下にあるのはPC接続時のみ利用可能
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 PCとのUSB接続時は,ドライバソフトウェアと追加ソフトウェア「Sound Blaster Connect」(以下,Connect)を導入することにより,Sound BlasteXシリーズのヘッドセット上位モデルと同様に,プリセットから選ぶだけで,バーチャル7.1chサラウンドサウンドをはじめとするサウンドプロセッサを利用でき,さらにそれらのカスタマイズもできる機能「BlasterX Acoustic Engine」(関連記事)を利用可能だ。

Connectに統合されている,Aurora Reactive Lighting Systemの設定メニュー
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 付け加えると,Katana本体は底面側を照らすLEDイルミネーション機能「Aurora Reactive Lighting System」(オーロラリアクティブライティングシステム)に対応しており,Connectから色や光り方を設定して,サウンドプロセッサのプリセットともども,プロファイルとして4つまでKatana本体側のフラッシュメモリへ保存できる。つまり,保存したプリセットとLEDイルミネーションの色や光り方を,それこそ据え置き型ゲーム機との接続時に適用するといったことも行えるわけである。

付属リモコンや本体天板部のボタンで,プロファイルは変更できる。もちろん,入力ソースの選択もここからだ
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「Dolby Digital」信号のデコーダも搭載しているため,据え置き型ゲーム機から光デジタルで信号を受けて2.1chデコードし,そこへサウンドプロセッサのプリセット(やそれをカスタマイズしたもの)を適用することでバーチャル7.1ch再生する,なんてこともできる。適用しているプリセットや,Dolby Digitalデコーダが有効か否かといった情報は,本体前面の7セグメントLED群から確認可能
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KatanaのAurora Reactive Lighting System。虹色にうねうねと光らせたりするほかに,ゲーム側の出力音量に合わせて任意の色で明滅させるといった設定も行えるという
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Katanaのインタフェース一覧。RCA端子はサブウーファ接続用である
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 さて,いま据え置き型ゲーム機の話を出したが,Katana自体はPC接続用のUSB Micro-B端子のほか,サウンドファイルの入ったUSBストレージをつないでその中身を再生するためのUSB Type-A,据え置き型ゲーム機などと広く接続してデジタルサウンド入力するための光角形,ライン(だが表示上はAUX(補助))入力用となる3極3.5mmミニピン,ヘッドセット接続用となる4極3.5mmミニピン,マイク入力用となる3極3.5mmミニピンと,かなり豊富な入力系を持っている。

 ヘッドセットやマイクを接続できるのは面白いところで,PCとのUSB接続時は,KatanaをUSBサウンドデバイス的にも使用できる。そのときはマイク入力時のノイズ低減機能やボイスチェンジ機能をまとめたサウンドプロセッサ「CrystalVoice」も利用可能だ。

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PCとのUSB接続時にヘッドセットやマイクをつないだ場合は,定評ある入力系サウンドプロセッサであるCrystalVoiceを利用できる
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物理インタフェースとは別にBluetooth接続にも対応し,スマートフォン側のサウンドも出力できる。将来的にはスマートフォンからKatanaを操作できるようにする計画もあるそうだ

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 旗印として「Pro-Gaming」(プロゲーミング)を掲げるSound BlasterXシリーズが,プロゲーマーが大会でまず使うことはないスピーカー製品を投入してくるというところに,少々解せない点はあるが,「コンパクトなゲーマー向け多機能スピーカー」を求めているのであれば,選択肢には浮上するのではなかろうか。
 サウンドバー製品は,ステレオ感のある音場表現を苦手とするケースが多く,また,本体側とサブウーファ側で出力周波数の断絶が生じる(=再生できない周波数帯域が生まれてしまう)ケースもけっこうあるのだが,そのあたりをCreativeがどう対策したのかは興味深いところだ。

 なお,Katanaは販売店限定だそうで,Sound BlasterX製品を広く扱うショップでのみ展開予定という。


Kratos S5&S3


Kratos S5。最大出力は120Wとされている
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 Kratosシリーズについても簡単に紹介しておこう。
 Kratos S5とKratos S3はMDF(Medium Density Fiberboard,繊維状の木材と接着剤などを配合して生成した板)をサテライトスピーカーおよびサブウーファのエンクロージャとして採用する2.1chスピーカーセットだ。上位モデルとなるKratos S5は,「SB-Axx1を搭載しないため,PC以外の製品とはアナログ接続しかできない」という制約はあるものの,PC接続時にSound Blaster Connectを利用できる点や,ヘッドセットを接続できる点,Aurora Reactive Lighting Systemを(サテライトスピーカー部に)採用する点は,Katanaと共通だ。

PCとのUSB接続時に限り,付属の「Audio Control Pod」に用意された3.5mmミニピン端子×2を使い,Katanaと同様にヘッドセットを接続できる(左)。右はKratos S5におけるAurora Reactive Lighting SystemのLED点灯例
画像集 No.021のサムネイル画像 / Creative,同社初のゲーマー向けサウンドバー「Sound BlasterX Katana」を国内発表。2.1chスピーカーセット「Kratos」2モデルも 画像集 No.022のサムネイル画像 / Creative,同社初のゲーマー向けサウンドバー「Sound BlasterX Katana」を国内発表。2.1chスピーカーセット「Kratos」2モデルも

 アナログ接続となるKratos S3は,Kratos S5と比べてサイズ自体が小さくなり,またAurora Reactive Lighting Systemにも対応していない。ただし,Sound BlasterXシリーズのアナログ接続型ヘッドセットと同じく,「BlasterX Acoustic Engine Lite」(関連記事)に対応しているため,PCと接続した状態ではプリセットを選択することでサウンドプロセッサ自体は利用できる。

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Kratos S3。上位モデルと比べて若干小振りだが,それでも最大出力は92Wあるので,音量が小さくて困るということはないはず
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右サテライトスピーカー側にボリュームコントロールとヘッドフォン出力用の3.5mmミニピン端子を搭載する。マイク入力はできない

 Creativeの2.1chスピーカーセットはエントリー市場で相応の評価を得ているだけに,分かりやすいゲーマー向けモデルが出てくるのは市場から歓迎されそうである。

Creative日本語公式Webサイト

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    Sound Blaster

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