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印刷2009/02/09 20:36

インタビュー

魔王モロクは? 三次職は? 今後が気になる「ラグナロクオンライン」の2009年展望を運営チームに聞いてみた

2008年に導入された「名もなき島」。2009年はどのような展開が待っているのか?
ラグナロクオンライン
 2002年のサービス開始から7年目を迎える,MMORPG「ラグナロクオンライン」(以下,RO)。2008年にも「名もなき島」をはじめ,さまざまなアップデートやイベントが実施された本作。三次職を始めとした2009年の展開もいろいろと気になっていたのだが,今回,インタビューという形で「RO」の2009年についての展望を聞ける機会が得られたのだ。

 2009年のROの方向性,昨年のユーザーカンファレンスやファン感謝祭で発表された,魔王モロクのアップデートとその後のスケジュールについて,ガンホー・オンライン・エンターテイメントの第一マーケティング部第一企画課の中村聡伸氏,ゲームサービス部一課 廣瀬高志氏,千葉亮一氏に話を聞いてきたので,その内容をお伝えしよう

(左から)廣瀬高志氏,千葉亮一氏,中村聡伸氏


長年のアップデートで複雑化してきたラグナロクオンライン



4Gamer:
 本日は,よろしくお願いします。今日は「ラグナロクオンライン」の2009年の展望についてお話いただけるということですが,意外にも,これまでこういうインタビューはありませんでしたよね。

中村聡伸氏(以下,中村氏):
 はい。昨年までは記者発表会という形で,その年のROで実施されるアップデートやキャンペーンについてお話させていただきました。今年はインタビューという形で,2009年のROにかける意気込みなどを,いろいろお話させていただきたいと思います。

廣瀬高志氏(以下,廣瀬氏):
 アルナベルツ方面のシナリオ拡張がだいぶ仕上がってきました。また,ROが開発された当初には見えていなかった魔王モロク以降のアップデートについてや,2009年におけるROのテーマなどを今日は少しお話できそうです。

4Gamer:
 なるほど,どのようなお話が聞けるのか楽しみです。では,今年最初のインタビューということですし,まずは2008年のROを振り返って,運営としてはどんな1年だったのでしょう?

廣瀬氏:
 昨年(2008年)は,「名もなき島」を皮切りに,いくつかの大型アップデートが実施されました。とくに名もなき島は経験値効率が良いというだけなく,今までと違う雰囲気の狩場でかつ少人数でも挑戦できることから,いわゆるコアなROファンの方以外にも人気が出て,RO自体に活気を取り戻してくれたコンテンツでした。そのほかにも,モスコビアや新攻城戦など,古参プレイヤーにとっても魅力あるアップデートが行えたと思います。

2008年春に導入されたモスコビアと,記憶にも新しい新攻城戦。「こちら」の記事では,導入後初めての新攻城戦の様子をレポートしている
ラグナロクオンライン ラグナロクオンライン

中村氏:
 逆に,4Gamerさんから見て,2008年のROはいかがでしたでしょうか?

4Gamer:
 おっと,逆インタビューですか(笑)。うーん,そうですね……現役プレイヤーだけでなく,ちょっとROをお休みしているプレイヤーも体験してみたいと思わせる,魅力あるコンテンツが数多く実装されたと思います。ただ,最新のアップデートになるほど前提となるクエストの消化が制限となってしまって,しばらくお休みしていたプレイヤーには,ちょっと新エリアの観光を,ということができないのは残念ですね。
 たび重なるエリア拡張やモンスターの再配置についても,継続してプレイしている人以外には分かりづらく,いざ久しぶりに復帰してみると,新エリアの適正レベルはどれくらいなのか? そもそもどんなマップなのかといった情報が掴みにくく,遊びにくいような気がします。

中村氏:
 なるほど。実は公式サイトに各エピソードの概略を,アップデート順に掲載したページを用意しているのですが,ページ自体の認知度が今ひとつかもしれません。かなり初歩的な質問がヘルプデスクに寄せられることもいまだにありますので,新旧両プレイヤーの求める情報にもっと簡単にアクセスできるよう,公式サイトのリニューアルも2009年は視野に入れていきたいです。
 せっかくフランクに語れる公式ブログもあることですし,もっと活用していく予定です。

4Gamer:
 やはり,一連のアップデートの流れを見てきた人と,公式サイトなどで情報だけ詰め込んだ人では,具体的なイメージに大きな差があると思います。より分かりやすい情報が得られれば嬉しいですね。
 ところで千葉さんは,以前ユーザーシンポジウム(関連記事)でイベント担当として登場されましたよね。2009年はあの「蜃気楼の塔」を超える人気となるような,ゲーム内イベントをぜひ企画していただきたいところですが,いかがでしょう?

千葉亮一氏(以下,千葉氏):
 最近は「アカデミーシークレットストーリー」のようなストーリー重視のイベントが続いていますので,蜃気楼の塔のように,人を集めて何かするようなイベントはやりたいですね。加えてこれまではどうしても高レベルプレイヤー向けのイベントが中心になりがちでしたから,2009年は違うベクトルのイベントを実施したいとは思っていますが……,その前に片付けねばならない問題も山積みでして,難しいところなのです。

ラグナロクオンライン

4Gamer:
 なるほど,まずは問題の解決ということですね。では,すでに予定されている大きなイベントがありましたら,教えてください。

千葉氏:
 今年最初の大きなイベントといえば,アレですね。

廣瀬氏:
 ええ,アレでしょう。

4Gamer:
 アレですか……ええと何でしょう?

中村氏:
 毎年恒例ともう言ってもいい「RAGNAROK ONLINE Japan Championship(RJC)」が今年も開催されます。(編注:2月10日より参加ギルドの受け付けが開始。詳細は「こちら」

4Gamer:
 あれ? 去年の開催から比較すると,やけに早いタイミングですね。では,今年の後半にRWC(世界大会)が控えていると思ってよいのでしょうか。

中村氏:
 いえ,RWCについてはまだ未定です。これは韓国Gravity社のほうで決めることですので。

今年もギルド同士の熱い戦いが繰り広げられるRJC。ちなみに画像はRJC2008のもの
ラグナロクオンライン

4Gamer:
 いずれにせよ,RJCは開催されるということで,そちらを楽しみにしつつRWCの続報(?)を待ってます。さて,ゲーム外のイベントに話がそれてしまいましたが,2009年「RO」のゲーム内についてはいかがでしょうか。

千葉氏:
 ゲーム内ですと,いよいよアカデミーシークレットストーリーが完結編を迎えます。春頃の実装をめどに鋭意製作中ですので,皆さん期待していてください。おかげでモンスターサイドストーリーズの永久実装も実現しましたので,この二つのイベントがプレイヤーさんの共通の話題になってくれれば嬉しいですね。

4Gamer:
 ついに完結ですか。連作クエストですと,同じタイミングで始めたプレイヤーと出会う機会になることもありますね。

千葉氏:
 ええ,そうです。また,ROでは大型アップデートとほぼ同列の扱いで,ゲーム内イベントにも力を入れています。韓国で作ったものをただ日本にローカライズして流しいれるということはありませんので,メインシナリオとの相乗効果を生み出してROをもっと盛り上げていくつもりです。


2009年のラグナロクオンラインは「再構築」がテーマに



4Gamer:
 分かりました。ではここで,2009年ラグナロクオンラインのテーマとは,ずばりなんなのでしょうか。

廣瀬氏:
 キーワードは“再構築”です。今まで韓国では実装済みなのに,日本向けローカライズでは実装を先送りしてきたシステムなどがいくつかあります。それらはもちろん,単に見送ってきたわけではなく,日本のユーザー向けに最適化すべく行ってきました。
 ただ,ROはご存知のとおりアップデートを重ね,増築に増築を続けてきたようなところがあります。歪み……というとちょっと語弊がありますが,システム的にネックになっている部分があるせいで,イベントを行えないエリアもあります。先ほどお話した公式サイトも同じく増築を繰り返してきたようなものですので,ここで一度整理しなおし,再構築を行いたいと我々は考えています。
 既存要素へのてこ入れとしてインタフェース周りの改善,韓国でテスト中のプロジェクトの実現,そして三次職を迎えるにあたって,改めて土台の造り直し,全体的なクオリティアップを図る年にしていきたいと思っています。

4Gamer:
 たしかに,パッチ/アップデートによる積み上げは,大なり小なりの歪みが発生しますね。では,廣瀬さんの口から三次職の単語がでたことですし,そろそろユーザー待望の三次職実装スケジュール,さらには今後の大型アップデート予定について教えてください。

中村氏:
 まずはプレイヤーの皆様へのお詫びからになってしまうのですが……。

廣瀬氏:
 2008年のファン感謝祭で,魔王モロクの分割アップデートは2008年中に完結するとお伝えしましたが,少し先の話になってしまいそうで,申し訳ありません。その理由ですが,いまお話しましたROの再構築というのがプレイヤーさんの目に見えない,システム的な部分にも深く関わってきているためです。
 魔王モロクの完結編および三次職については,かなり細かい部分でシステムに影響するものもあり,果たしてそのまま日本で実装してよいものかどうか。また,日本のプレイヤーさんに受け入れられるクオリティかというチェックも欠かせません。
 そのためにはどうしても時間がさらに必要となり,皆様をお待たせしてしまう結果となりました。ただ,アップデートを実施するからには安心して楽しめるクオリティを保たねばと考えています。

千葉氏:
 魔王モロクに関しては,すでにいろいろと韓国情報を調べているプレイヤーさんもいらっしゃいますが,従来にはない新システムがいくつか入ります。そのため表には出てきませんが,調整や変更しなければならない箇所がかなりの数に上ることが分かってきました。
 また,魔王モロクアップデート以前からある問題点もあり,今ここでさらに増築を重ねれば,いやな例えですが,建物ごと崩れる危険性すらあるのです。


4Gamer:
 なるほど……,それだけ大掛かりな改築が行われるのであれば,導入を急げば問題が起こる可能性もあるでしょうし,土台を固めて準備を整えたいというのは分かります。三次職を待っていたプレイヤーには,ちょっと残念なことではありますが。
 ちなみに,調整はどのあたりのタイミングをメドに終了となる予定なのでしょうか。

中村氏:
 次々と新しい要素が入ってくるので調整が終ることはありませんが,一応の目安としては,やはり魔王モロク完結までに……ですね。プレイヤーさんの目には見えない部分がほとんどですが,裏側ではものすごい勢いで怒涛のアップデートが行われます。そのために当初のスケジュールからは少々遅れてしまいます点について,プレイヤーの皆様には重ねてお詫びいたします。

ラグナロクオンライン ラグナロクオンライン


3月に二つのメモリアルダンジョンが,4月に戦場システムが導入!



廣瀬氏:
 なお,今後のスケジュールですが,戦場システムの前にメモリアルダンジョンとして「エンドレスタワー(仮)」「封印された神殿(仮)」の二つを3月中に,4月頃には戦場システムを導入する予定です。


4Gamer:
 次の大きなものは3月になるわけですね。こちらの詳細な情報をお待ちしてます。ちょっと話が戻りますが,三次職について,最後に情報を発表してから何か進展や変化はありますか。一部の三次職はサクライサーバー(韓国のテストサーバー)に実装されたと聞いています。

中村氏:
 先々週,韓国から最新情報が届きましたが,順調に作業は進んでいるようです。実のところ,RWC2007の発表資料を見ると2008年中の実装と書いてありましたので,そこから考えるとスケジュールどおりとは言いがたいわけですが,現状のスケジュールではそこまで大幅に遅れることはなさそうです。

4Gamer:
 では,具体的に三次職実装はいつごろになりますか。

廣瀬氏:
 これはあくまで目標でして,確実なことは何も申し上げられませんが,2009年内の実装予定です。それも三次職すべて同時なのか,3-1と3-2というように,分割するのか,もちろん攻城戦への影響もありますので,そのあたりもまだ詳しいことはお話できません。

4Gamer:
 分かりました。ちなみに,気になるキャラクターのグラフィックスはいかがでしょう。

中村氏:
 一部は若干変更がありました。昨年10月の時点で「ギロチンクロス(仮)」はだいぶギラギラ感も減っていましたよ。ただ,世界展開するものですから日本のプレイヤーさんの意見だけを反映させるわけにはいきません。それでも、可能な限り日本からの要望は伝えていきたいです。


4Gamer:
 各国の意見のバランスも当然ありますね。では,そのほか2009年の展開としてお話いただけることはありますか。

中村氏:
 そうですね,イベントとは少し意味合いが違いますが,従来と少し形を変えたオフラインミーティングを3月頃に予定しています。ユーザーシンポジウムと同様に,現場のスタッフとプレイヤーさんの生の声を交流させていただければと思います。

4Gamer:
 プレイヤーからどのような意見が飛び出すのか,大変気になります。それでは最後に,2009年「RO」のこんなところに期待してほしいというポイントを,それぞれ聞かせてください。

廣瀬氏:
 2009年はゲームシステム自体をリニューアルしていく計画もあり,プレイヤーさんの中には不安に思っている方も多いと思います。皆さんのそういった不安は我々もちゃんと受け止め,Gravity社と共によりよい形にできるようがんばります。その間はしばしアップデートなどお待たせしてしまうことになりますが,期待していてください。

千葉氏:
 日本のROには不足していると思う部分を徐々に改善して,初心者にも高レベルプレイヤーにも,復帰してくれたプレイヤーにも楽しめるバランスの良い環境を作っていきます。裏方の仕事なので皆さんの目には見えないかもしれませんが,土台作りをきっちりやっていきたいです。

中村氏:
 少し繰り返しになってしまいますが,ほしいと思う情報がすぐに探せる,かゆいところに手が届くようなサービスを実現していきます。また,既に発売されている「ポリンぱん」のように,ROをネタにプレイヤー同士が共通の話題にできるものを,これからも企画していきたいです。

「ポリンぱん」は,コンビニチェーン「スリーエフ」の首都圏店舗で販売中だ

4Gamer:
 本日は,ありがとうございました。


 2009年に“再構築”を行うという「ラグナロクオンライン」。7年目を迎える,ネットゲームとして長寿の部類となる本作だが,その宿命ともいうべきか,アップデートの積み重ねで,内部はとても複雑な状態になっているとのこと。例えれば,群体のように個々が寄り集まって一つの作品を形成している今の状態を,完全な一つの作品に整えなおそうというわけだ。
 三次職など大型アップデートを期待していたプレイヤーにしてみれば,その遅れはとても残念なものだろう。しかし,ROというタイトルのバランス,あるいはタイトルそのものを崩すことなく,これからも先に進めていくためには,いま地ならしが必要なのだ。もちろん本心としては,できるだけ早く導入してほしいなと思うところもあるのだけれど。

 インタビュー中には,プレイヤーに楽しんでもらうこと,満足してもらうことを大事にしたいと話していた運営チーム。今後もこの思いで,プレイヤーを楽しませてくれるアップデート,オンライン/オフラインでのイベントの企画に期待したい。


(――1月28日収録)
  • 関連タイトル:

    ラグナロクオンライン

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