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アリゾナ州で,「危険なコンテンツを規制する法案」が下院を通過
法案の骨子は,「危険,もしくは猥褻なコンテンツ」「他人がテロリズムに関与したり重罪を犯したりするのを助長させるようなコンテンツ」などを制作,配布して利益を得た人は,罰金を含む処罰の対象になるというもので,コンテンツとしては文書やビデオ,オーディオ,そしてゲームなどのデジタルマテリアルが含まれる。
それが危険か猥褻かはアリゾナ州が決めることになるが,「危険」だの「猥褻」などはかなり幅広い解釈を与える言葉だ。「Counter-Strike」でテロリスト側を担当して勝ちまくると,それはテロリズムを助長することになってしまうとか,「World of Warcraft」のエルフは色っぽすぎるので猥褻だとか,そういった捉え方も(常識には反するが)可能だろう。
ワシントン州の暴力ゲーム法案の無効判決や,カリフォルニア州の残酷ゲーム規制法の成立など,直接ゲームを対象とした法案に関わるイザコザはこれまでも何度も起きており,週刊連載「奥谷海人のAccess Accepted」などでも何度かお伝えしているが,今回は直接ゲームではなく,対象が非常に漠然としているところがより大きな問題だろう。何をどう描けば危険なのか,重犯罪の助長にあたるのかが,極めて分かりにくいのだ。というわけで,法律文章独特の言い回しがちょっと読みにくいけど,興味のある人はアリゾナ州の公式サイトをチェックしてじっくり読んでいただきたい。
現在,とくに暴力ゲームへの規制が厳しいのはドイツだ。そのため,ゴア表現を押さえたり,ラグドール効果を取り除いた「ドイツバージョン」を作って販売したりするゲームメーカーも多いのだが,そのうち「アリゾナバージョン」も作られることになるのかもしれない。
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