2月15日〜16日に幕張メッセで(15日はビジネスデイ)
「AOU2008 アミューズメント・エキスポ」(以下,AOU2008)が開催されている。このイベントは,ゲームセンターやアミューズメントパークなどで使われる,業務用機器が出展されるもので,PCゲーム情報サイトである4Gamerには,ちょっと関係の薄いイベントだ。しかし,やはり気になるゲームはあるにはあるし,今後PCタイトルとして移植されたりしないかなと期待しつつ取材してみるのである。
さて,そんなアミューズメントゲーム市場界隈では最近,スクウェア・エニックスが新作のアーケードタイトルを出すということが話題となっているようだ。というのも,スクウェア・エニックスといえば,昨年(2007年)カードゲーム機
「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」を開発しているが,タイトーのパブリッシングで稼動しているので,厳密に言うと「アーケード業界に参入」というわけではない。そんなスクウェア・エニックスがオリジナルタイトルを以ってアーケード市場に殴りこむというのだから,気になったのだ。もしかして,ドラゴンクエストと対を成すあのRPGの? いや,まさか……。
というわけで,その参入第一弾となる最新オリジナルタイトルは,対戦トレーディングカードゲーム
「LORD of VERMILION」(ロード オブ ヴァーミリオン)だった。このタイトル,2007年の12月にロケテストを行っており,読者の中にもプレイしたという人がいるのではないだろうか。今回は,ロケテストでの結果を受けて,スクウェア・エニックスブースで改良版が出展されていたのだ。
本作は,トレーディングカードを使い,プレイヤー(キャラクター)カードと使い魔カードを駆使して,「ストーリーモード」「全国でのオンライン対戦」「店内でのローカル対戦」を楽しむというタイトル。スクウェア・エニックスらしく,カード(内のデータ)のプレイヤーキャラクターや使い魔を成長させたり,プレイヤーキャラクターの装備を変更したりできるRPG色の強いシステムが特徴だ。カードのデザインは,「ファイナルファンタジー」シリーズ(以下,FF)でお馴染みの天野喜孝氏をはじめとする,多くの有名デザイナーによって描かれている。使い魔はFFに登場するモンスターなどと同じ名前が多く,さらには「オーディン」「リヴァイアサン」などの姿も。なにやら,FF流れを組む,もしくはスピンオフ的な雰囲気を持ったタイトルなのだ。ちょっと楽しみなこのタイトル,
2008年6月の稼動開始を発表している。
このほか,KONAMIブースでは,音楽に合わせて4×4のパネルに表示される光にタッチする音楽ゲーム,
「jubeat」が出展されている。プレイ中に流れる楽曲として,有名曲が多数収録されており,光にタッチするという直感的な操作感と相まって楽しくプレイできそうだ。また本作は,4Gamerでもお馴染みのポータルサイト“i-revo”のブログサービスと連動して,プレー内容がブログに反映される仕組みらしい。このように,これからはネットワークを利用し,対戦のみならず,さまざまなWeb/コミュニティサービスなどと連動するタイトルが今後も増えていくのではないだろうか。
カプコンブースでは巷で話題の
「ストリートファイターIV」がプレイアブル出展されており,その期待感はやはり高く,試遊台には長い行列ができていた。また,タイトーブースでは,SNK往年の名作格闘ゲーム,「THE KING OF FIGHTERS’98」をベースに,新キャラクターや新システム「アルティメットモード」を追加した
「THE KING OF FIGHTERS’98 ULTIMATE MATCH」と,「サムライスピリッツ」が3D化された
「サムライスピリッツ閃」などが出展されている。AOU2008ではほかにも,同じくカプコンから「Fate/Unlimited codes」,エクサムの「アルカナハート2」など,多種多様な新作格闘ゲームが出展されており,いまひとつ低調気味と言われる格闘ゲーム,ひいてはアミューズメント業界を盛り上げる要素となることが期待される。
タイトル名の懐かしさに,思わず足を止めてしまう
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カプコンからは連載“極私的コンシューマゲームセレクション”でも紹介した,「戦国BASARA2」の2D格闘ゲーム「戦国BASARA X」も出展されている
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さて,やや低調といえばアミューズメント業界だけでなく,本日(2月15日)掲載された
「こちら」の記事にあるようにも,PCゲーム市場もまた,厳しい立場にあるのも事実。PCゲームといえば欧米/韓国産といわれる現状もあることだし,4Gamerとしては,やはり日本のPCゲーム市場も一緒に盛り上がってほしいものである。
そんなわけで,今回取り上げたタイトル以外にも当然,多くの面白そうなアーケードタイトルが出展されているAOU2008。ビジネスデイにも関わらず人気タイトルのプレイには60分待ちの行列ができていた。16日の一般公開日にはどれほどの待ち時間になるのかは分からないが,あの新作タイトルがどうしても気になる――そんな人は幕張メッセを訪れて一足早くプレイしてみてよう。