The Real Car Simulator続報! | - 11/11 10:00 |
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かつて「ここ」のNewsでも掲載した,"リアルな挙動"がウリのシミュレータ「The Real Car Simulator "R"」(予価6800円)の第一弾「Nissan Edition」の,ちょっと進んだβバージョンが入手できたので,とりあえず画面&プレビューを掲載しよう。 来年早々に登場する某コンシューマ機のレースゲームと比較することはおろか,3年前のPCレースゲームと比較してもヤバイ。同時期に登場するであろうPCレースゲームと比較するのはもちろんだ。とりあえず各画面をクリックして,原寸で見てみてほしい。もちろんモデリングは調整中なのだろうが,12月15日の発売(延期されたのだ)を考えると,劇的に変化するとは考えにくい時期ではある。ハードウェアT&Lにキッチリ対応させて超高解像度にすればキレイになるかもしれないので,そこに期待か。それもなんだか違う気もするが……。 ウリである「リアル」の面も,現状ではいま一つピンとこないところだ。発表会でのデモを見る限り,4WDだろうがFRだろうがアッという間にテールが滑るし,トンネルに入っても音はこもらないし,スポイラーを替えてもグラフィックスは変わらないし,影の処理はところどころ抜けてるし,スカイラインとシルビアのタコメーターおよびエンジンサウンドが同じだし(実録といっているじゃないか!),若干心配ではある。まぁ発表会バージョンはまだ1車種分しかなかったのかもしれないが。(追記:現βバージョンでのエンジンサウンドはキチンと違うし,4WDとFRの違いもある。が,しかし。"明確"な違いがないので,操作する楽しみに欠けるのはそのままだ)。 ただ,このソフトのウリの「リアル」は,セッティングの妙を楽しむところにあるというのもまた事実。数十箇所にわたるクルマの設定項目を煮詰め,その挙動を楽しむ。それがこのソフトの楽しみ方なのだ。トーを変えたり,鬼キャンにしたり(^^;,そうやって走らせて,動きを楽しむ。それがこの「R」シリーズなのだ。 しかし,だからといってサウンドやグラフィックスで手を抜いてもいいはずもない。挙動に凝るのも分かるが,"エンターテインメントの部分"をないがしろにせず,キッチリ仕上げてほしいものである。また,せっかく国内メーカーが作っている国産車てんこ盛りのレースゲームなのに,国内コースが一つも入っていないのは,これいかに……菅生とか富士とか十勝とか,まさにドンピシャの雰囲気を出す場所だと思うのだが。そういうことも,「リアル」という意味では大事なのではないだろうか。 さらに新しい版が入手できたら,また紹介するのでお楽しみに。 (UHAUHA&Kazuhisa) |