nVIDIA初のモバイル向けグラフィックスチップセット「GeForce2GO」はすでにみなさん知っているだろう。エンジン部の構成，およびその性能はGeForce2MXと同等なので新鮮味はないのだが，ノートPCというハードウェアにGeForce系コアが実装されることの意義は大きい。また，これは同時にノートPCに初めてハードウェアT＆Lテクノロジーが導入されることにも相当する。
　nVIDIAは，「GeForce2GO搭載のノートPCであれば，3Dゲームを初めとしたこれまでデスクトップPCでしか動作できなかった高度な3Dグラフィックスソフトウェアが動作する」と説明。これまでに登場しているモバイル向け3Dコア内蔵型ビデオチップというとATI RAGE Mobilityが有名だが，「GeForce2GOは，パフォーマンス的にこれを大幅に上回る」と自信満々（それはそうだという気もする）。

　で，COMDEX会場で「その片鱗をお見せする」として見せてもらったのが，GeForce2GO搭載の試作機。話によると，東芝の次期Dynabookの試作機らしい。
　実際にどれくらいのパフォーマンスがあるのかは，ムービーを見て驚いてほしい。まさに"3Dがグリグリ"である。左メインメニュー「Hot Downloads！」の"Cool！"のMovieセクション最上段からどうぞ。　　　　　　　　　　　　　　　　

（トライゼット西川善司）